１＿ほら、変わる ページ1
You.side
＿＿ 気温が３９度を超えるド田舎。
涼む事が出来るのは、水遊びくらいの事。
扇風機しかなくて、クーラーは無し。
焼き付けるような太陽の下で私は…
「 あづいぃ〜… 」
お婆ちゃん家の駄菓子屋の店番をしていた。
夏が嫌いな私は…今にも溶けそうで
カウンターに体を預けて、半分寝ていた。
と、私の頬に冷たいモノがピタリと当てられる。
あまりの冷たさに肩が大きく跳ねた。
「 ひゃぅ、っ！？ 」
一体誰がこんな事を…と思いつつ軽く睨みを効かせながら顔を上げると、そこには…
優太「 なんつー声出してんだよ、笑 」
なんて楽しそうに笑う、優太がいた。
白シャツに短パンと、なんともラフな格好で。
目を細めて心底楽しそうに笑う彼は、
小学からの付き合いで。
お互いに知らない事が無いくらい一緒にいる。
優太は昔から悪戯好きで有名だった。
だから、普段なら悪戯されると
すぐに怒るのが私のいつもなんだけど…
暑さのせいで怒る気にもならなかった。
「 なんだ、優太か… 」
そんな風に息を吐いて、もう一度寝る。
一方で、優太は私の隣のパイプ椅子に腰掛けて、
“ せっかく来てやったのに ” なんて言ってた。
これが何の代わり映えもしない、
つまらないという言葉がぴったりな、
私の ＿＿
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 827人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
よえとぎ(プロフ) - るるぽんぬさん» コメントありがとうございます。いいお話がお届けできるように頑張ります！ (2018年7月24日 11時) (
レス) id: 1406827af9 (このIDを非表示/違反報告)
るるぽんぬ(プロフ) - 今日初めて見ましたがとっても面白いです！更新楽しみに待ってます！ (2018年7月24日 11時) (レス) id: 7038e95e66 (このIDを非表示/違反報告)
よえとぎ(プロフ) - 七星さん» コメントありがとうございます。お話を届けられるように頑張りますね！ (2018年7月24日 0時) (レス) id: 1406827af9 (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - 毎回更新楽しみにしています！できれば完結まで見たいです！ (2018年7月24日 0時) (レス) id: 26f8990d94 (このIDを非表示/違反報告)
よえとぎ(プロフ) - なぎーりさん» コメントありがとうございます。結末がお届けできるように頑張ります！ (2018年7月23日 23時) (レス) id: 1406827af9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
