＃２ ページ2
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「れーんー！おはよ！」
「おー優太やん、おはよう」
エレベーターからレッスン場までの長い廊下。
特に人の気配はなかったし、こんな時間に俺以外の人が来る訳ないって思ってた。
でも、後ろから聞き覚えのある声がして。
それで、優太やなって確信したわ。
優太なら俺とおんなじくらいに来ててもおかしくないし、むしろちょっと遅くてもいいくらい。
優太の家、結構遠いところにあるからなー。
俺も、おねーさんの家は、俺が元住んでた家よりも、ちょっとだけやけど遠くなったし。
いつも通りの格好をしてる岸優太。
ダサくもなく、かといってオシャレでもない…そんな感じのんが優太の特徴。
まぁ、俺も人の事、言えへんねんけど。
「ゆ〜た〜…俺、ヤバいかもしれん」
「は？何が？、まさか…女？」
そんな事を言いながら、隣を歩く優太の肩に腕を回して軽く自分の体重をかける。
と、驚いたように目を見開いて俺を見つめながら、恐る恐るといった感じで言ってきた。
流石は優太って感じやわ、“ やばい ” って言っただけで俺が何を言いたいか言い当ててくるんやもん。
優太ってほんま、勘鋭いわ〜、笑
敵に回したらめっちゃ厄介で面倒やけど、味方につけたらこれ以上頼りになる奴はおらん。
「おん…ちょーハマったかも、」
「まじかよ、…やべぇな」
優太の問いかけに頷きながら、
さらに体重をかけると、優太に引きずられるような感じになって、ちょっと面白い。
優太は優太で、俺の言葉に笑ってる。
自分でも分かるくらい顔が熱くなってるし、胸が高鳴って興奮してるんも。
もう…こんなんなったんもおねーさんの所為やし…
俺が女にハマるんが珍しい所為か、“ どんな人よ ” って興味深そうに聞いてくるから。
理由もなく頬がつり上がってニヤけてしまう。
そんな俺の顔を見て、優太は嬉しそうな、でも気味が悪そうな感じの顔をしてて。
いや、そりゃだって、好きな人について聞かれたら、その人とおる時間思い出して、
ちょっと優越感みたいなんに浸る。
今度、紫耀とか優太誘って、おねーさんに会わせてやろ〜、紫耀のタイプやし、あれ。
まぁ、取られる可能性が無いわけやないけど。
おねーさんも俺にハマってるっぽいし。
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よえとぎ(プロフ) - ちなみ氏さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけるととても助かります！次の作品は上手く出来るように励むので覗いてみてくださいねw (2018年7月4日 11時) (
レス) id: 1406827af9 (このIDを非表示/違反報告)
ちなみ氏(プロフ) - よえとぎさんの小説は毎日の楽しみです。完結の仕方はご自身が納得されてるのであれば全然ありだと思います！おつかれさまでした┏○)) また次作も楽しみにしております！ (2018年7月4日 8時) (レス) id: 9730464fb1 (このIDを非表示/違反報告)
よえとぎ(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます。頑張りますね！ (2018年6月16日 22時) (レス) id: 1406827af9 (このIDを非表示/違反報告)
あや - たのしみにしてます！ (2018年6月16日 21時) (レス) id: 3349337455 (このIDを非表示/違反報告)
よえとぎ(プロフ) - 西野ぴよこさん» コメントありがとうございます。これからも廉くん目線を増やしていくつもりなので、期待しててください！ (2018年6月13日 16時) (レス) id: 1406827af9 (このIDを非表示/違反報告)
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