#6 ページ6
.
すると、キョトンとした顔で頭をあげて
パチパチと何度も瞬きをした。
?「 足ります? 」
「 はい、笑 ここに横向きに貼れば… 」
?「 あっ、その手があったか! 」
なんて言って、手を叩いた男性を見て微笑む。
男性は傷に触れずに、絆創膏を貼ってくれる。
その手は、とても綺麗だった。
「 あ、ありがとうございます… 」
?「 いえいえ!…浮かない顔してたし、
せっかく祭り来てんだし、楽しまねーと! 」
そうやって、くしゃっと笑った男性。
あの人とは真逆なんだ…って、思ったけど
なんだか悩んでるのがバカバカしくなって、男性のおかげで特に考えなくて済んだ。
気持ちも晴れた様な気がして…
痛む足をかばいながら椅子から立ち上がる。
男性に礼を言って立ち去ろうとした時。
?「 あっ!ちょ、ちょいちょい、
これ、俺からのプレゼントだから! 」
そう言って手に握らされたのは、
真っ赤な色が特徴的なりんご飴だった。
“ え? ” と男性の顔を見る。
?「 たまたまもらったやつなんだけどさ…
やっぱ、可愛い子が食べねーとな!笑 」
その言葉に、少し胸がキュンとした。
.
785人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
よえとぎ(プロフ) - katoさん» コメント、お気遣いありがとうございます。これから頑張らせていただきますね! (2018年9月8日 19時) (レス) id: 1406827af9 (このIDを非表示/違反報告)
kato(プロフ) - 体調大丈夫ですか?これからの更新楽しみにしてますね^ - ^ (2018年9月8日 19時) (レス) id: 89267bb4b3 (このIDを非表示/違反報告)
よえとぎ(プロフ) - 涼さん» コメントありがとうございます。私自身も書きながらにやけてました笑、応援ありがとうございます! (2018年8月10日 18時) (レス) id: 1406827af9 (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - "俺の事、好きになって" はやばいです!! 衝撃的な展開すぎてめっちゃおもしろいです! これからの更新も頑張ってください! 期待してます!!! (2018年8月10日 16時) (レス) id: 45d7f12ec9 (このIDを非表示/違反報告)
よえとぎ(プロフ) - あーちゃんさん» コメントありがとうございます。私こそ、読んでいただき光栄です!勝利くん、いいですね!参考にさせていただきます! (2018年8月7日 14時) (レス) id: 1406827af9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ