イン、トーキョー ページ45
手伝って、そう彼らは言ったが、いざ撮影が始まれば手伝うことなどほとんどなく、彼らなりに一人でここに来た私を気遣ってくれているのだと理解した。
目の前でほのぼのとした会話を交わす彼らはやはりYouTuberで、その会話のおもしろさは言わずもがな。
撮影する前にすでに顔出しはすんでいるし、私も気楽な気持ちで、カメラの横に座って彼らを見ていた。
のちのこの動画のコメントに、画面ごしに二人とめっちゃ目が合う！、というものであふれたのはまた別の話。
「昼飯でも食いにいく？」というトミー君の誘いを受けて適当な店に向かっていると、カンタの携帯が鳴る。
「あ、ちょっとごめん。」
「おう。」
カンタ君は遠慮ぎみに出ると、少し相槌をうって、そしてケラケラと笑いだした。
「え、かわる？」
『私？』
私のほうに目線を向けて言ったカンタ君に首をかしげると、「そー。」と携帯を差し出した。
画面には見に覚えのある名前。
『え、もしもし。』
【お前なんで電話でんの！？心配するだろ馬鹿っ！】
思わず電話と耳を離す。キレみつ君だ。
そっと自らの鞄から携帯をとりだして電源をつけると、ラインと着信の恐ろしい数。
頬をひきつらせて静かにそれを鞄に戻した。
『私もう大人なんだけど。仕事で東京ってのもちゃんと伝えたでしょ？まあ早めに終わっちゃったんだけどね。』
【は？んじゃはよ帰ってこれば？終わったんなら長くそっちにえんでもいいやん。】
『まあ早めに帰るつもりではあったけど後数日は遊んで帰るね。皆にもそう伝えて。わざわざ電話ありがとねー。』
【あっ、おいちょっと！】
電話を切ってカンタ君に差し出す。「過保護すぎでしょ。」と苦笑するカンタ君につられて私も笑った。
「まあAは唯一の女の子だし仕方ないんじゃん？」
『前科もあるからなぁ。』
「確かに。なお心配するわ。」
皆にはたくさんお土産を買って帰らなければと決めて、二人とお店に入った。
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しーちゃん(プロフ) - 晴さん» ありがとうございます！私もりょう君好きなのでもっと絡ませていきたいと思います！これからもよろしくお願いします！ (2018年6月10日 20時) (
レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - もっとりょうくんとの絡みが見たい！（願望） 更新楽しみにしてます！ハーレム物大好きなのですごく楽しませてもらってます！ (2018年6月10日 14時) (レス) id: 90b29dc37c (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 結夜さん» ありがとうございます！期待に応えられるように頑張らせて頂きます！指摘本当にありがとうございました(*^^*) (2018年5月7日 22時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
結夜(プロフ) - いえいえ(>_<)さしてがましい感じですみませんm(__)m小説楽しみにしています(*^^*) (2018年5月7日 22時) (レス) id: 004babf5d5 (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 結夜さん» 普通に私の間違いでございました！指摘していただきありがとうございます(*^^*)なおさせていただきます。 (2018年5月6日 16時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しーちゃん
| 作成日時：2018年4月23日 17時
