チュートリアル ページ5
「ただいまー。」
『…おじゃまします。』
「いやお前ん家でもあるんだって、ここ。」
身長の高い彼を見上げると笑っていて、動画で見るのとなんら変わりはないように見える。
てつやの後をついて部屋に入ると、動画でみた彼らが揃っていた。ここ数日、動画で散々見た顔ばかりである。
『…こんにちは。』
初めまして、というのは少し違う気がしてこんにちは、と口にする。
実際私と彼らは結構長い付き合いのようで、動画内でも和気あいあいと馬鹿みたいな事をしていて、とても初めまして口にできる仲ではないのだ。
「ほんとに記憶ないんやな。」
「うわぁ、まぁじ？」
寂しそうに口にする緑のチェックの彼と、心配そうに口にする白が似合う彼。動画内で私はとしみつ君、りょう君と呼んでいた。
『ごめんなさい。』
拳を握って頭を下げる。彼らは多分動画で見る限り私の中で一番近い存在で、仲間であったのだ。そんな彼らを、私は忘れてしまっている。
今の私は動画で見た彼ら、第三者目線で見た彼らしか知らないのだ。
「Aが謝ることじゃないでしょ。えっと、覚えてるのは自分の名前だけだっけ？」
『あ、はい。』
「そっかぁ…。んー、取りあえず僕らに敬語使うの禁止ね。」
少し微笑んでそう口にする彼。私が動画で虫さんと呼んでいた彼は他の人より幾分が冷静に言葉を発しているように思えた。
「俺のことも覚えてない？ポンスとか、あーちゃんとかは？」
「だぁかぁら！Aは名前しか分からんのやって！それに俺のこと覚えてねぇのにあやなんとかの事覚えてたら俺泣くよ！？」
ごもっともである。その場合私はなんと恩知らずな奴であろうか。
「はー、なるほど。じゃあ俺ゆめまるね。Aの飲み仲間で第二のお兄ちゃん的な存在。今覚えて。」
にこりと笑ってそう言う彼。少し悲しみが滲んだ声に、胸がキュッと締め付けられた。
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しーちゃん(プロフ) - 晴さん» ありがとうございます！私もりょう君好きなのでもっと絡ませていきたいと思います！これからもよろしくお願いします！ (2018年6月10日 20時) (
レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - もっとりょうくんとの絡みが見たい！（願望） 更新楽しみにしてます！ハーレム物大好きなのですごく楽しませてもらってます！ (2018年6月10日 14時) (レス) id: 90b29dc37c (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 結夜さん» ありがとうございます！期待に応えられるように頑張らせて頂きます！指摘本当にありがとうございました(*^^*) (2018年5月7日 22時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
結夜(プロフ) - いえいえ(>_<)さしてがましい感じですみませんm(__)m小説楽しみにしています(*^^*) (2018年5月7日 22時) (レス) id: 004babf5d5 (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 結夜さん» 普通に私の間違いでございました！指摘していただきありがとうございます(*^^*)なおさせていただきます。 (2018年5月6日 16時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しーちゃん
| 作成日時：2018年4月23日 17時
