反省会 ページ31
「A。」
名前を呼ばれて顔を上げると、泣きそうな、今にも涙が溢れてしまいそうなてつやがいた。
普段見せることも、ましてや見たこともない表情に、思わず動揺する。動揺、しないわけがなかった。
「お前さ、さっきから俺らが本当に心配してるのわかってる？なんか話流してない？」
流してはいない。しかしその言葉たちが自らに向けられているという実感も、ない。
「皆、Aに向かって話をしてるんだよ。すごく他人事見たいに話聞いてるよね。」
虫さんが発した言葉は的をえていて、どうも言い返す気になれなかった。あまりにも、正論で、事実であったから。
「馬鹿なん？俺、Aが何思ってるか言ってくれんとわからんよ？」
そう私に聞くとしみつ君。眉は少し下がっていた。
『あー…。なんか、皆よく私の事見てるよね。虫さんなんて、大正解。』
自傷気味に笑うと、胸がキュッと締め付けられたように痛かった。
『やっぱさ、どうしても皆、私の知らない私を心配してるって感じしちゃうんだよね。事実そうだろうし、今の私もその心配の枠に入ってるんだろうけど、土台は前の私な訳じゃん。皆の私への接し方的に前の私はすごいいい子なんだろうけど、自分の知らない自分がいるのってさ、どうしても気持ち悪い。』
吐き気がするほどに、気持ち悪い。
こんな事を思うぐらいには今の私の性格はネジ曲がっていて、願えるなら記憶を戻したさい、記憶を無くした後の記憶は綺麗さっぱりなくなってくれるとありがたい。
『こうやって壁を作りにいってるのは自分だってことも分かってる。悲劇のヒロインぶってるのも重々承知。でもこう、記憶がないっていうのは。』
＿＿どうしようもなく、孤独だよね
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しーちゃん(プロフ) - 晴さん» ありがとうございます！私もりょう君好きなのでもっと絡ませていきたいと思います！これからもよろしくお願いします！ (2018年6月10日 20時) (
レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - もっとりょうくんとの絡みが見たい！（願望） 更新楽しみにしてます！ハーレム物大好きなのですごく楽しませてもらってます！ (2018年6月10日 14時) (レス) id: 90b29dc37c (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 結夜さん» ありがとうございます！期待に応えられるように頑張らせて頂きます！指摘本当にありがとうございました(*^^*) (2018年5月7日 22時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
結夜(プロフ) - いえいえ(>_<)さしてがましい感じですみませんm(__)m小説楽しみにしています(*^^*) (2018年5月7日 22時) (レス) id: 004babf5d5 (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 結夜さん» 普通に私の間違いでございました！指摘していただきありがとうございます(*^^*)なおさせていただきます。 (2018年5月6日 16時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しーちゃん
| 作成日時：2018年4月23日 17時
