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『女子会ですか、お嬢さん方。』
時は過ぎ晩御飯。
食堂でマネージャーさん方が固まって座っていた。
「Aちゃんもおいでよ。」
『じゃあお言葉に甘えて。』
潔子先輩の誘いを断るわけにはいかず、お隣へ失礼する。
「今ねー、この合宿で誰が一番イケメンかって話してたの。」
『随分不純な話ですね、雪絵先輩。』
苦笑ぎみに言うと、「えー。」と可愛らしい反応が返って来た。
『で、結論は出たんですか?』
「ううんー。Aちゃんにも聞こうと思って。Aちゃん他校とももう仲良しだしね。」
『一部だけですけどね。まだ話したことない人とかも居ますよ。』
「うちの赤葦とかどうよ。」
『かおり先輩、何がどうよなんですか。』
ニヤニヤとにやける先輩にそう尋ねると、「最近仲いいしさ。」と言われ、『まあ。』と口にした。
『京治はかっこいいですよね、文句なしに。』
「お、おお!」
『何でそんなに目、輝かせてんの。』
キラキラとした瞳を向けてくる仁花にそう言うも、「遠距離っ…!」とか訳のわからない妄想を繰り広げて聞いてない。
『まあでも、全体的にどの高校も皆カッコいいと思いますけどね。』
「タラシだなぁ、Aちゃん。」
『おっと、言うねぇ舞ちゃん。それ今日京治に言われたんだけど。』
「天然で言ってたりするの?」
『どうだと思います?かおり先輩。
少なくとも私は素直に言ってるだけなので。まあ下心があるかないかの判断はお任せします。』
「逃げるね、Aちゃん。いつもそんな感じでかわしてない?」
『潔子先輩は痛いところついてきますね。』
ニコリと笑いながらそう言うと、「Aちゃんは美人さんだねー。食べちゃいたい。」とペロリと唇を舐める雪絵先輩に『勘弁してください。』と苦笑した。
『あ、ついてるよ。仁花。』
ペロリと仁花の頬についている米を手でとりパクリと食べると、予想道理アワアワしはじめた。
『これは確信犯。惚れた?仁花。』
「うわあ、Aちゃんこわー。」
『マジですか。私さっきの雪絵先輩のが怖かったんですけど。』
女子会。たまには楽しい。
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名無し37805号(プロフ) - 面白いです!続き楽しみにしてますね。 (2017年8月15日 12時) (レス) id: 9ceef741a2 (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 彼岸花さん» ありがとうございます!その一言が励みになります!これからも頑張らせていただきます! (2017年7月21日 22時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花 - 続き、楽しみにしています♪ (2017年7月21日 12時) (レス) id: 0ffce61a1e (このIDを非表示/違反報告)
ロロ猫 - わー!ありがとうございます。また今度違うのをリクエストします! (2017年5月22日 16時) (レス) id: c39da40321 (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - ロロ猫さん» リクありがとうございます!まとめて出させて頂きますので、暫くお待ち下さい。 (2017年5月21日 8時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しーちゃん | 作成日時:2017年5月8日 19時