転生トリップ少女の青春論2【ハイキュー!!】

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「ヘイヘイヘーイ！やっぱ俺最強！」



『うーわ。つよっ…。』



不意にそう口に出てしまうくらいには、梟谷は強い。



エースだけでなく周りのカバー力、一人一人の実力。それはもう恐ろしいものだった。



『やっぱ男子と女子じゃパワー違うな。』



どれだけ強い女子チームでも、やはり男子にパワーでは勝てない。



ピピッーと笛がなり、結果は梟谷の勝利。



烏野はまたもペナルティだった。



『あぁあ！強すぎかよ。んーどう対策たてよー…。』



一人で唸っていると、「そんなに強かった？」と余裕の笑みを浮かべた京治が言った。



『流石の一言だよ。参った。京治の判断力も、どの役割でもきちんとこなすえっと…秋紀？先輩も、エースとしての実力を発揮する光先輩も。』



「名前、覚えたんだ。」



『もう５日目だしね。いやぁ、すごいや。』



感心するしかない。それほどまでに見事だった。



『あ、でも次は負けないよ。』



いきなり強気にでた私に京治は目をパチクリとさせる。



『だって私が指導するもん。京治のチーム負かしたらぁ。』



「いいよ、やれるもんなら。」



「あかーし！次行くぞ！」



「分かりましたっ。じゃ、行くね。」



光先輩に呼ばれ去っていく京治に『ファイトー。』と声をかけて、ペナルティを終えた皆に『おつかれ。』と笑顔を向けた。



『次の対戦は…青城じゃん。バチバチしないようにね、特に飛雄。』



「……うっす。」



『その間はなんだコラ。』



怪しいと思いながらも、青城との試合が始まった。

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