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「Aさんにベタベタしないでくれる?」
「……はあ?」
ゾワッとするほど低い音を紡がせた英に恐る恐る目を向ければ、それはもう何時もの無気力無表情ではなかった。
『あーうん。やめよ。英には後で塩キャラメルあげるから。ね、落ち着いてよ。』
最近の高校生は怖いと改めて実感し、顔をひきつらせながらそうなだめる。
「先輩が言うなら。」
「ふっ、チョロッ。」
もうマジやめて蛍。私身の危険を感じてるから。
『……はぁい解散。』
もう全てを投げ出してその場から立ち去ろうとすると、蛍に腕を捕まれ、耳元で「夜第三体育館ね。」と囁かれた。
心地よい低音にゾクゾクっと何かがかけあがってくるのを感じながら、顔に熱がたまる。
『あー…、もう。分かった。』
確信犯であろう蛍にそう伝え、今度こそ逃げ出した。
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名無し37805号(プロフ) - 面白いです!続き楽しみにしてますね。 (2017年8月15日 12時) (レス) id: 9ceef741a2 (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 彼岸花さん» ありがとうございます!その一言が励みになります!これからも頑張らせていただきます! (2017年7月21日 22時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花 - 続き、楽しみにしています♪ (2017年7月21日 12時) (レス) id: 0ffce61a1e (このIDを非表示/違反報告)
ロロ猫 - わー!ありがとうございます。また今度違うのをリクエストします! (2017年5月22日 16時) (レス) id: c39da40321 (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - ロロ猫さん» リクありがとうございます!まとめて出させて頂きますので、暫くお待ち下さい。 (2017年5月21日 8時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しーちゃん | 作成日時:2017年5月8日 19時