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オレちゃんの一日ルーティーン!(午後) ページ22

4:56 一通りMuseの管轄の散歩も終わりにして、一旦家に帰ることにする。そうして、帰宅していると、近くでパトカーの音がした。きっと何かしら事件か事故が起こったのだろうと思いながら裏路地から通り過ぎる。


6:08 何事も無くむうが帰宅する。おまけで貰ったフルーツサンドを冷蔵庫に入れ、特にやる事もやりたい事も無いのでソファで寛ぎながら、今度は乱雑なテーブルに置いてある邪魔なものを手で退かして何度も書き直されているカンダブル街の地図を広げる。

そして、今日喧嘩を起こした場所や新しく設置された防犯カメラの場所等を事細かにマークを付け直す。

最後に、地図を一通り見直した後今日の日付と共に『警察注意』と地図の隅に書いておいた。何故なら朝に警察の巡回を見たし、帰り際にサイレンが鳴り今現在むうが住む周辺は警戒されているだろうなぁとふと思ったからである。…まあ、何時もの事だが。


7:41 そう言えばとふとむうは思い部屋の隅に置いてある黒い袋の『ソレ』を眺める。…しっかりと処理をしている為匂いなどはしないが、そろそろ片付けないといけないだろう。面倒臭そうにソファから立ち上がり、袋に入っている『ソレ』を持ち上げる。意外と『ソレ』は軽かった。無駄なものを削ぎ落としたからだろうか…まあ、どうでもいい事だ。


8:57 むうの秘密の場所にそれを持っていく。その場所はカンダブル街から少し離れた自然溢れる場所で、慣れた様にスコップで地面を掘り進め『ソレ』を埋め立てる。

「……クソ親父が見たら、なんて言うんだろうなぁ。」

食べるのだから、余すことなく使え。粗末に使ってはいけない。そう何時も口酸っぱく言っていた事をふと思い出す。
ちょっとした仕事でこの様な無惨な姿にした、何にも悔いが無い赤の他人だが、不思議と手を合わせていた。
…それは、頂くのでは無く『祈り』として。


10:17 帰り道、お腹が何となく空いたのでラフートレスに寄り道する。すると偶然にも若丸 庵と鋼音 狼亜が居て楽しく会話をした!やはり、誰かと会話すると元気が出るし自然と笑顔になれる、とても楽しい時間だった。


12:43 もう夜遅いのでラフートレスから家に近道をして帰る。そして一通り済ませた後、眠い目を擦りベットに飛び込む。…傍の明かりは少しだけ付けといた。




00:10 尾幸 むう 就寝。


〜『オレちゃんの一日ルーティーン!』(完)〜

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作者名:晴傘 | 作成日時:2024年3月5日 6時

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