今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:15,302 hit
小｜中｜大
日常 - K.G ページ6
「おはよう」半年前に始めた同棲生活にもすっかり慣れ、毎朝おはようを言う相手がいることも日常になっていた。
朝、彼がなかなか起きてこないことにも、しぶしぶ起こしに行くことも日常となった。
でも今日は彼が珍しく自分から起きてきた。
「おはよう」そう言うと洗面所へ歩いていく。自分から起きるなんてどうしたのかと心配になり、私も洗面所に行く。
彼はいつもと変わらず、パジャマの裾をズボンの中に入れ、歯を磨いている。いつもと変わりは、ない。
「自分から起きてくるなんてどうしたのか、って？」ふふふっ、と笑うと彼は言った。 もちろん歯を磨きながらだ。
私が首肯すると彼はまた、ふふふっ、と笑った。歯を磨き終えた彼がタオルで口を拭いている。
「結婚しよっか」彼が言った。
え、と言葉の意味が全く理解できない私に一瞥をくれ彼はまた、ふふふっ、と笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みーほん - ごっちと付き合ったらあんな感じになりそうですね♪ (2015年4月6日 16時) (
レス) id: de979c827f (このIDを非表示/違反報告)
橋本*佑美(プロフ) - はっし-かわゆすっ (2015年4月2日 23時) (レス) id: 09690d1eb4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：プライ | 作成日時：2015年3月21日 11時
