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トキメキ - S.T ページ1
薔薇の花束を抱えて君に逢いに行く。
いつもの場所で待っている君を想いながら。
＊
僕は君を想いながら、星空の下を歩いていた。
掴めそうなほど綺麗な星空の下を。
「掴めそう、じゃないでしょ。掴んでよ。それから、私にプロポーズ」ふいに君がそう言った声が聞こえたから、空に手を伸ばした。
僕の手の中には、君にあげるはずの婚約指輪が輝いていた。
実際には君はここにはいないし、そんな声が聞こえるはずもないのに、聞こえた気がした。君に想いを伝える勇気がない弱虫な僕に、君が怒ったのかもしれない。そうだ、これは伝えなくちゃ。
＊
薔薇の花束を抱えて君に逢った。
黒いタキシードのポケットの中には君に差し出す婚約指輪。
遅すぎる、と君は怒るかもしれない。それでも伝えなくちゃ。
「憧れのロマンスとは違うかもしれないけれど、君にときめきを伝えるから。戸惑いも隠し事も全部、連れてきて。僕が全て受け止めるから。だから、僕と結婚してください」片膝をつき、薔薇の花束を差し出しながら、やっと君に伝えた。
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みーほん - ごっちと付き合ったらあんな感じになりそうですね♪ (2015年4月6日 16時) (
レス) id: de979c827f (このIDを非表示/違反報告)
橋本*佑美(プロフ) - はっし-かわゆすっ (2015年4月2日 23時) (レス) id: 09690d1eb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プライ | 作成日時：2015年3月21日 11時
