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私の両手をネクタイで結ぶと、彼は引き出しから何かを出した。
それらをベッドに置くと、今度は私のストッキングとスカートを脱がせた。
「足開いて」
『へ、、?』
「はよ」
いつもより冷たいその視線に逆らえずに足を開けば、パンツをずらされてなにかが入ってくる感覚がした。
『な、に、、これ』
「玩具やけど。」
『いや!これいや!出して!あっ//やめ、て、』
嫌だと言っても聞き入れてもらえず、スイッチを入れられた。
それから、ベッドに置かれたもう一つを手にとって蓋を開けた。
それを口に含んだかと思うと顔が近付いて来て、私に口移しで飲ませた。
彼は瓶の中の残りを飲み
「今から30分間耐えられたら今日のことは許したる。」
そう言って部屋を出て行ってしまった。
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壱馬side
今日の飲み会でのAは、俺を避けているみたいやった。
女性社員の人が隣に座ると言ったから断ろうとすれば、Aはその社員に席を譲って別のところへ行ってしまった。
かと思えば慎の隣に座っとるし、ほんま意味わからん。
慎は絶対にAに手を出したりしないからそれに関しては怒るつもりなんて一切ない。
でも、慎の隣で酒を飲んだときは流石に不安になった。
俺との約束を忘れるほど慎と飲みたかったん?
俺とAは飲み会のとき一つだけ約束をしとる。
それは、お互いの隣以外で酒を飲まないというもの。
もともとは、Aが危険な目に遭ったりしないための約束。
けどAだけにそれを守れと言うのは不公平やから、俺も同じようにしとる。
なあA、俺は一滴も飲んでへんで?
俺が飲むなって言った理由、ちゃんとわかっとるやろ?
〔うぁ、、やら、、、か、、く、ん、、ッはぁ、〕
寝室から聞こえてくる甘い声に、我慢できなくなりそう。
だけど寝室には行かない。
ここからも移動しない。
これは約束を守らんかったAへのお仕置きやけど、そうさせてしまった俺にも非はある。
やから俺も我慢する。
薬が効いて来て、割としんどい。
スマホのタイマーをセットして机に伏せ、時間が来るのを待った。
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作者名:美夜 | 作成日時:2024年2月13日 0時