検索窓
今日:7 hit、昨日:14 hit、合計:19,851 hit

ページ4

長谷川とくだらないことを話しながら飲んでいれば、あっという間に解散の時間になっていた。




慎「それじゃ、俺はもう行くね。壱馬さんのこと待ってなきゃだめだよ」

 

『わかってるよ。長谷川、また明日ね』



慎「明日は休み(笑)間違えて会社来ないでよ?」





『あ、そっか。ごめん。気をつけて帰ってね』




慎「そっちこそ気をつけて。じゃあね」




そっちこそって、私はかーくんと帰るから安全だよ。



長谷川が私より先にお店を出た直後、かーくんがこっちに来た。




「A、帰んで」




『うん。』




二人でタクシーに乗って、同じ家に到着した。



『ひぁっ//ちょ、かーくん?』




玄関に入って靴を脱いでいると、突然後ろから耳たぶを噛まれた。



『ね、ぇ、やめ、//』




「抵抗するなんて、悪い子やな」




『へ?うわっ、』




噛むのをやめたかと思うと、突然私の手を引いて歩き出した。




連れて行かれた先は、寝室?



『ねえ、かーくん?まだ着替えてない、んッ//』




「うっさい」



『きゃっ!』


口を塞がれた、かと思えば今度は乱暴に押し倒されてしまった。




いつものかーくんじゃない。




まるで狼のような視線から目が離せない。



腕はベッドに押し付けられて、身動きが取れない。




「今日、なんで慎の隣行ったん。」





『へ?』




「俺の隣、なんであいつに譲ったりしたん。俺のこと嫌いなん?なあ、俺には飽きたから慎のところ行ったん?」





かーくんと女の子が話してるところを見たくなかったの。




長谷川の隣に座ったのは、かーくんが信頼してる後輩だからだよ。



そう言いたいのに、威圧感に負けて声が出ない。




「...はぁ、もうええわ。答えられへんってことは、そういうことやんな?」




『ち、、がう』



「何が違うん?俺前に言うたよな?他の男の隣で酒は飲むなって。」




どうしよう。




すっかり忘れてた。




長谷川だからいいかと思ってついつい飲んでしまったけど、長谷川も男だ。




かーくんとの約束を無意識のうちに破ってしまった私に、言い訳する権利なんてない。




『ご、ごめん、、なさい』




「謝るってことは、そういうことなん?なあ、もう俺はいらん?必要ない?」




『ちがう、、』




「慎と仲良さそうに話しとったやん。何も違わないやろ。」



『あ、れは、、』



「言い訳なんていらん。身体でわからせたるわ」

・→←飲み会には要注意 Kazuma.K



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
159人がお気に入り
設定タグ:THERAMPAGE , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:美夜 | 作成日時:2024年2月13日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。