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全てを話し終えた頃には、彰くんの服をびしょびしょに濡らしてしまっていた。





彰「話してくれてありがとう。」




『グスッ、、ッ、う、、ん、、グスッ、』




彰「Aは強い子やな。」




『つよくなんかない、、』




彰「今までずっとそれに耐えながら生きて来たんやから、ほんまに凄いで。よう頑張って来たな。」





一つ一つを真剣に聞いて受け止めてくれたから、ほんの少しだけ気が楽になったように感じる。





彰「Aの側には俺がおる。何があっても絶対におるから。Aは一人じゃないから。」





『ッ、、ぅ、ん、、』





彰「生きててくれて、ほんまにありがとう。」





『うぅ、、グスッ、、ぅ、、ッ、、、グスッ、』




私という人間を認めてくれていることがただただ嬉しくて、生きていてよかったと思えた。





大好きな人が側にいてくれる。




それはこの世の何よりも幸せなことなんだと、彰くんが教えてくれた。




『グスッ、そばに、、いてくれて、ッありがとう、』

 


彰「いさせてくれてありがとう」





彰くんは微笑んで、私にそっとキスを落とした。





私を助けてくれるのは、いつだって彰くんだ。

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作者名:美夜 | 作成日時:2024年2月13日 0時

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