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丁寧に包帯を巻いてくれて、絆創膏も貼ってくれた。


『んふっ』


その絆創膏の柄が某マ◯メロディで、あまりのギャップにちょっと笑ってしまった。



「可愛いでしょ(笑)今普通の絆創膏切らしててこういうのしか持ってないから許してね(笑)」



『全然大丈夫です(笑)』



「はい、これでお終い。他に痛いところある?」




『いえ、大丈夫です。ありがとうございます』



「どういたしまして。あ、ちょっと待ってて。」


『?、はい』



そう言ってキッチンに消えたかと思うと




「はい、ココア。好き?」



『大好きです。』



「ならよかった。破片片付けてくるからこれでも飲んで待っててね。」



『そんな、犯人は私なので私が片付けます』


「気持ちだけで十分だよ。5分もかからないだろうし、待ってて」




『ごめんなさい。ありがとうございます』



「謝らないの(笑)じゃ、いい子で待っててね」


そう言うと、私の頬に優しく触れてソファーから立った。


『はい』


その場所に同じように触れるとガーゼのようなものが貼られていて、泣きそうになった。


こんな私のことを気にかけてくれる人がいることが嬉しくて。



なんだろう。



彼の言葉に、声に、笑顔に、すごく安心する。



あなたは一体何者なの?

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作者名:美夜 | 作成日時:2023年10月15日 22時

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