あなたが側に (ページ24)

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おばあちゃんは、私が17歳の頃に病気で入院してた。

そのとき一度だけ、
寝ているおばあちゃんに話したことがあった。

翔ちゃんが好きなこと、

そんな自分が気持ち悪いこと、

翔ちゃんに申し訳ないこと。

聞いてないと思ってたのにな(笑)

まさかちゃんと聞かれてたなんて。

もう謝ることしかできないよ。

『ほんまにごめん。ｯ、ごめっ、、なさっ、』

翔「なんで謝るん」

『へ？ｯ、、だって、』

翔「俺は嬉しかってんけど。」

『嘘。気持ち悪い、、でしょ？、、お姉ちゃんが弟のこと恋愛対象として見てるなんて、ありえへんもん』

翔「そんなこと言わんとって。なあAちゃん、俺のこと好き？」

『....す、、、き』

翔「ありがとう。俺も好きやで。15の頃からずっと」

『そんな、気つかわんくてええよ。そこまで私に優しくする必要なんて、、んっ、！』

翔「うるさい」

『...な、なんで、今、、、』

今、キス、、、された？

翔「本気で好き。Aちゃんのこと、愛しとる。ほんまは一生伝えへんつもりやったけど、Aちゃんも同じ気持ちならええよな？」

『え、ちょ、翔ちゃん？ねえ、、んｯ、』

翔「うるさいって(笑)」

＿＿

私が今まで抱えとったこの気持ちは、
翔ちゃんも抱えとるものやった。

好きな人と同じ気持ちでいられることがどれだけ幸せなことか、身に沁みてわかった。

私は今日、翔ちゃんと両想いになれた。

他の男の人に好意を向けられても
私の心の中にはずっと翔ちゃんがいて、結局恋愛をしたことがないまま大人になってた。

だけど、これでよかったのかも。

だって、本物の愛がここにあるんやから。

みんなには内緒の、私達2人だけの秘密の愛が。

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ゼロ距離で1日過ごしたわけだから結局翔ちゃんに風邪を移してしまって、次の日も2人でのんびりしたのはここだけの秘密。