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北「何考えてんの。」




『ふふっ、プロポーズされた日のこと思い出してたの。』




北「そっか。...ねえ、Aは今幸せ?」




『もちろん。北ちゃんがいるだけで毎日幸せ。』




北「俺も。」



『あ、そうだ。ご飯できてるけど食べる?』



北「...がいい。」



『ごめん、もう一回言って?』




北「Aがいい。」



『わ、私?』



北「うん。ね、いいでしょ?」



嫌なことでもあったのかな。



今日は笑顔が少ない気がする。



『いいよ。お部屋行こっか。』




北「うん。」



手を引かれて部屋までついて、そのまま北ちゃんのベッドに押し倒された。



北「ごめん、優しくできないかも」



『北ちゃんの好きにしていいよ。私のこと、メチャクチャにして』



北「ん。」



北ちゃんの気分が沈んだ日はいつもこうなる。



身体中に血が滲むし、事が終わってしばらくは立てないほどに激しい。


だけど全く嫌じゃない。




北ちゃんが私を求めてくれることが嬉しくて、凄く幸せな気持ちになる。




世界が私たちをおかしいと思ったとしても、それでも私はこれがいい。



あの日北ちゃんがくれた選択肢は、北ちゃんの最後の理性だったんだと思う。






だけど私は北ちゃんから離れたくなかった。



そして、あの日の選択は間違ってなかった。





たとえ家から出られなくても、噛み跡だらけになっても、北ちゃんと一緒にいられるのならそれでいい。




私の身体中にある噛み跡は、北ちゃんが愛してくれてる証だから。

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作者名:美夜 | 作成日時:2023年10月15日 22時

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