トラ転したら未来の歌姫と姉妹だった件について【ONEPIECE】 (ページ20)

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二十話ページ20

「リターーーー！！！！ひっさしぶりだなぁ！！？元気だったのか！？ウタはいねェのか！？シャンクスがよぉ、お前らは船から降りたって聞いてたからずっと心配してたんだぞ！？」

『それは…心配かけてすみません。色々と事情がありまして。』

何故かグルグルと私の体にルフィくんの腕や足が巻きついていく。もしかして悪魔の実の能力者？え、いつのまに？？私たちがエレジアに置いていかれたあとに食べたのかな。

「ルフィ…！！！その子から離れて…！！！」

ふと、緊迫したような声色が空に響いた。黒髪に水色の瞳の女性が警戒をしながら私を見ていた。

「なんだぁロビン。こいつは俺の幼馴染みだぞ！！」

「…その鉄の仮面。数年前に神の領域で、反逆を行った神殺しの犯人が着けていたものよ。」

「それって確か世界中で大騒ぎになっていたやつよね？」

「ええ。犯人は2人の少女。素顔は分からないけれど特徴なのはその鉄の仮面よ。」

『ふふ。さすがはオハラの生き残り、悪魔の子ニコ･ロビン。

改めて自己紹介を。私はリタ。神殺しを行った仮面少女(マスカレード･レディ)と世間では呼ばれているものです。以後お見知り置きを。』

ふわっとスカートの裾を持って、まるで貴族のようなお辞儀をする。

「ひいいいいいいい！！怖ぇええええ！！！！」

「るるるルフィ！！早く離れろ！！危ねェぞ！！！」

『ルフィくんの仲間には手を出しませんよ。私たちが狩るのはあくまでも神と名乗るものだけですから。』

「…お前、本当にリタなのか？」

『はい。何一つ変わらない、リタですよ。

あ！そういえば、私を引き上げてくれた際にもうひとり見ませんでしたか？同じ仮面をつけている子なのですが。』

「いや、見てねェな。嬢ちゃん1人だったぞ」

『そうでしたか…。ねぇルフィくん。この後ウタと合流する予定なんです、その予定の島まで乗せてくれませんか？』

「おう！！いいぞ！！！」

「「「「いやいやいや、ちょっと待て！！！！」」」」

『まあ、仲がよろしいのですね。』