ストロベリー【S】 (ページ5)

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04.助けページ5

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「ったぁ…。！」

櫻井「……」

勢いよく落ちて痛かったけど、櫻井さんが下敷きになってて……

というか、この体制って…

「櫻井さ…っ(今、抱きしめられてる私…？)」

顔みて、謝らなきゃって思ったけど隠してる感じでみれないし。

「すみません、わた櫻井「良かった」！」

この一言で分かった。私のこと、助けてくれたんだって。

一瞬のことでどうしよう、って焦ってたけど櫻井さんの優しい支えに身動きが出来なくて。

時間が止まってるのかと思わせる感覚。

何故か、顔が赤くなってしまって。

「あっ、あの、」

櫻井「…焦った」

「っ…ほんとにすみません」

櫻井さんが落ち着いたのか解放してくれて、
やっとちゃんと顔みて謝ることが出来た。

でも、まだ私は動揺しているのが分かる。

「あの、怪我、ありませんか！？」

櫻井「大丈夫、君は？」

「私は、大丈夫です。本当にすみません」

櫻井「いや、作業中に声かけた俺が悪いから。ごめん」

「いえそんな事！私がドジしただけです、気にしないで下さい！」

櫻井「…ありがとう」

「あっ、」

櫻井「俺が持つから」

「いや、大丈夫ですよ！」

櫻井「結構重いから」

「…すみません」

櫻井「…謝らなくていい」(小声)

「えっ？」

櫻井「なんでもない、行くぞ」

「あ、はいっ！」

助けてもらった上に、材料を持ってくれた。

今度、近いうちにお礼をしなくちゃ。