ストロベリー【S】 (ページ20)

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17.在庫切れページ20

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笹倉さんから頼まれたことが。

笹倉「カット用サラダの在庫がなくなっちゃって。今、近くの店舗で確保したから取りに行って欲しいの」

「えっ？！」

有咲「在庫切れ…ですか？」

笹倉「そうなのよ！発注してくれたみたいなんだけど届くのが明日で。いつも店長か橋本くんが多めに取ってくれるんだけどね…」

櫻井「…珍しいですね」

笹倉「でしょ！それで、Aちゃんに頼もうと思って。いいかな？」

「あっ、はい！私は、大丈夫ですけど」

笹倉「あっ！Aちゃんだけにしようと思ったんだけど櫻井くんも一緒に行って貰えないかしら？」

櫻井・A「えっ」

まさかの事態に驚いてしまったのが櫻井さんと被り、一瞬目が合ったものの私は逸らしてしまった。

でも、どうして？と聞こうとしたら何故か有咲さんが聞いていた。

笹倉「Aちゃん、うちの店以外は行ったことがないから伝えても分かりづらいだろうし。結構数あるから1人じゃちょっと持つの大変だと思うから！ね？」

「サラダだけですよ笹倉「ということで！」」

「わっ」

櫻井「っ、」

笹倉「よろしくね、２人とも！」

「は、はいっ」

櫻井「……。」

サラダだけだからそんなに重くはないはずなのに。道だって、言ってくれればなんとかなるのに。

なんて言ったら笹倉さんに怒られそうなので、
このままビニール袋など用意された物を持ち、櫻井さんと取りに行くことになりました。