東京卍會に怪力女医送ってみた。

第29話 ページ35

2003年8月13日蒸し暑い夜だった… しばらくそれが続く。

俺は一虎のヒッチの後ろに乗っていた。

場地「なー、一虎、どこ行くんだよ」

一虎「もうすぐマイキーの誕生日じゃん？俺らでプレゼントすんだよ！！」

場地「プレゼント？何を？」

一虎「バーブ！！」

場地「おっ！」

いいな。

でもどうやって？

信号が赤になった。

場地「バブなんて誰も持ってねーよ」

一虎「……」

場地「一虎？」

……あれか？

一虎は、ガラス越しに見えた、レストランの中の、
子供の誕生日を祝ってる家族を見ていた。

コールし出す。

どうした？

信号が青になった。

え？めっちゃコールするな……
ちょっとうるさくね？

単車が発車する。


一虎「いいからいいから！(ニカ)」


商店街に着く。

一虎「ここだ！！」

場地「バイク屋？」

ガラス越しにバブが見えた。


場地「バブ？」


こんなの買えねーよ。


まさか盗むとか言わねーよな？


一虎「これ盗んじまおう」

場地「ば……！盗むのはダメだろ！！」

一虎「それが？」

場地「そんなんで手に入れたバブ、マイキー、喜ばねーよ」

一虎「そんなの言わなきゃいいんだよ！俺ら中坊が、バイク乗るには、先輩のもらうか盗むしかないだろ」

場地「……っ」


盗むのはダメだ……


一虎「このバイクや閉まるまで、ファミレスいこーぜ」


俺らはガストでしばらくはなした。


説得力が足りねー……


このままじゃやべーのに……



俺は粘ったが、一虎を説得することができなかった。




バイク屋は閉まる。


結局俺は一虎に付き合う……

ーーー


場地「慎一郎くんどうしてここに？」

慎一郎「だって、ここ俺の店だもん」

後ろから走ってくる一虎

場地「やめろ一虎あああああ！！」





慎一郎くんは死んだ……


ーーー

俺は、何もできなかったんだ。

俺が一虎を止めれてればこんなことにはならなかった……。

ごめんな一虎

お前のこと
絶対一人にしないから。


慎一郎くんだって俺は守れなかったんだ。

せめてマイキーは守りてー

そのために、俺は稀咲を殺す……


ーーー

〜A目線〜


きっと2人の心の中は、グッチャグチャ……

しんどいじゃ済まないけどしんどいだろうな……


でも、10月31日2人に万次郎は殺させない。




誰も喜ばないもん、そんな結末……






万次郎「ここバルハラのアジト？」

ドラケン「お前らなに、うちの大将の嫁とタケミッチに手ー出してんの？」


万次郎！？ドラケンくん！？

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