東京卍會に怪力女医送ってみた。

第20話 ページ22

A「あっ！タケミッチ！！」

歩きながら、タケミッチに声をかけてみる。
1人で帰るの寂しいからラッキー！！

武道「！！ん？Aさん？」

ビックリさせちゃったかな？
ごめん。

前に行ったら首にトラのタトゥー入ってる人の顔が見える。

へぇ……

何か色々あったぽい子だな……

A「おはよう！(ニコ)学校同じだったんだね！！」

武道「3年生なんっすね」

A「うん(ニコ)」

一虎「誰？」


A「あえっとAと言います。君は？」

一虎「俺かずとら」

A「一虎君って言うんだ！そういえば、鈴のピアス可愛いね！」

一虎「だろ！」


一虎「お前もとーまん？」

A「そうだよ？」

一虎「ならちょうどよかったーお前も来いよ」

A「どこ行くんですか？」

一虎「バルハラのアジト」

え！？

怖……

集団リンチされるんじゃ……

敵のアジトだし。


A「……汗」

一虎「怖い？」

うん……もちろん。

A「こ、怖くないよぉ？」

一虎「そー」

一虎君は拳を振り上げた。

な！！

女の子殴るのかぁこの人……

目を瞑った。

一虎「今ビビった？笑受けるー」

もお！！怖かったよ！

A「ビックリしたぁ笑」

今は殴られなかったから良かったけど、多分敵に回したら危ない人だな……


多分。


でも、敵に回したとしても、私は敵とは思わないようにしたい。
思っちゃいけない気がする……

さっきさ、一虎君の目から人に怯えてる君が見えた気がしたから……

わかんないけど。


武道「あの、一虎君……一虎君ってうちの中学の三年なんすよね？」

一虎「うん」

武道「一虎君みたいな有名人が学校にいたらもっと騒がれてそうですけどね」

一虎「俺、一年の一学期しか学校行ってないから」

武道「え？」

一虎「俺少年院にいたから」

武道「捕まってたんですか？」

一虎「あいつのせいでね」

すごいこと聞いたなぁ。

あいつって誰なんだろう……

一虎「ほら！もうすぐそこぉ」

一虎君はゲームセンターを指さしてそう言った。





ついに来てしまった……



ガズ虎君の指さしたゲームセンターの前には鎖が立っている。

立ち入り禁止、ここ潰れてるんだ……

アジトっぽい。

あと、何だろう、この絵……

首のない天使？


中に入る。


東京卍會と全然違う空気を感じる。

重たい。

奥に進むと、バジさんが誰かを殴っていた。
殴られているのは東京卍會のトップクを着ている人……

ガシッ。

っ！

はがいじめにされる。

第21話→←第19話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す