年下彼氏の流星くん no.2 (ページ8)

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妹Ａページ8

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あの後、冷えピタ小僧の要望により

恥を捨て、お粥を食べさせてあげ

そんな彼は

私がお皿を洗っておる間に眠ってしまったらしい

いつもは見れない寝顔

その顔はさっき会った時よりも
頬の赤らみも消えて
呼吸も落ち着いてて

ちょっと安心

普段は私が見られてる側だし

この際じっくり見ておこう

この時には

私が昨日までなにに悩んでたのかなんて

忘れ去っていて

流星くんが寝ているのをいいことに

私はすこし大胆になれて

.

眠る流星くんの唇に

そっとキスを落とした

.

「ただいま～～！」

… 完全に忘れていました。

ここは、流星くんのお家だということを。

「あれ、おねぇちゃん帰ってきてるん～？」

私のローファーを見てか

そういう声が聞こえてきて

出て行かないわけにも行かず

そっと部屋のドアを開けると

「 … わぁっ！びっくりした … 」

ドアを開けるとちょうど目の前を通っていた

セミロングの明るい髪の毛の女の子に遭遇

… かわいい

『あ、お邪魔してます … ！』

「あれ、流星の彼女さんですか！？」

ぱぁっと効果音が付きそうなくらいの笑顔になった

女の子は私も通っていた中学校の制服を着ている

「え～！かわいい！流星には勿体無い！」

満面の笑みで

私の両手を握ってブンブンと上下に振り回してる

『夏恋 … 、うるさい』

女の子の対応に困っていると

後ろから誰かにがっつりホールド

まぁ、そんなの１人しかいないわけで

夏恋と呼ばれた女の子は

ニコニコ、いや、ニヤニヤが適切か

「 A 、送ってく」

『え、いいよ。流星くんは寝てて？』

でも、と渋る流星くんを横目に

『大丈夫だよ、近いから！お邪魔しました！』

とカバンを持ち強引に玄関を飛び出した

(( 流星があかりちゃん以外に女の子あげるなんて珍しい ))

(( 遊ぶのもう辞めたんやね ))

(( 俺にはもうAしかいらんから ))

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