SEKAI NO OWARIの秘密

眠れない夜に･･･ ページ25

memory A


その日の夜私は眠れなくて外に行った

空には輝く星が空一面に広がっていた

(わー･･･すごく･･･綺麗･･･)


私は庭の芝生に座った


？？？)Aちゃん？

私を呼ぶ声がして振り返ってみると私の大好きな人深瀬だった


深瀬)何してるの？こんなところで風邪引いちゃうよ？


そう言って深瀬は私の肩にパーカーをかけてくれた


A)ありがとう


深瀬)うん


A)綺麗だね･･･



深瀬)そうだね



A)今日･･･お父さんに見つかっちゃったね
　 ごめんね皆に迷惑ばかりかけて


深瀬)そんなことない！


A)私なんか･･･生まれて来なかったらよかった･･･
　 誰も必要としないのに


深瀬)なんで？そんな事ないよ俺は！Aちゃんがいなかったら
　 誰かを守ろうとか好きになるとかなかったよ


私は泣きそうになった人にこんな事を言ってくれる人なんていなかったから


A)深瀬はいつも優しいね･･･私も深瀬が私をここに連れて来てくれなかったら
　 私は多分今頃生きてなかったと思うな･･･


深瀬)･･･？Aちゃん？なんで･･･


A)えっ･･･？


気づいたら私は泣いている事に気がついた


(えっ･･･？なんで泣いてるんだろう)


涙が流れるに連れて涙が止まらなくなってしまった


A)どうして･･･どうして････涙が止まらないの？


すると体にずっしりとした重みと温もりが伝わった


深瀬)もう･･･大丈夫だから･･･俺がちゃんと守るから･･･


深瀬は優しく私を抱きしめてくれた


深瀬のその言葉が心に染みて涙が溢れてきた


その後私は深瀬の腕に抱きしめられるように眠りについた･･･

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