近所のウォヌくん (ページ16)

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ある日

Aは夢を見た

それは大人になったウォヌが複数の人たちとステージにいる夢だった

Aはそのステージの端で彼を見守っていた

ウォヌはそこにいるAに気づきそばに近寄った

「A… ーー」

名前以外よく聞こえない…だがすごく温かい気持ちになった

バシッ

「んぐっう…」

ウォヌ「Aいい加減に起きないと今回こそ先生に反省文書かされるぞ」

「ウォヌだ…でもまだ小さい…」

ウォヌ「は？？小さいって何がだよ」

「でもウォヌだ…」

ウォヌ「なんの夢見たかわかんないけど今すぐに準備しないと間に合わないぞ」

「今何時…？」

ウォヌ「7時30」

「えっ！？！！遅刻じゃん！！なんで起こしてくれなかったの！？」

ウォヌ「何回も起こしただろ！！」

「ウォヌのバカ！！」

ウォヌ「わざわざこの時間まで起こしてやったんだからありがとうぐらい言えよ！！」

その後無事に学校に二人揃って遅刻した

放課後帰り道にて

ウォヌは不機嫌だった
なぜなら今朝起こしたのに「バカ」などといったからだ

「ウォヌごめんってば…あの時ほんとにパニックでね…本心じゃないから…」

ウォヌ「朝から小さいだのバカだの」「すねてる？」

ウォヌ「拗ねてない」

即答だった

「実はね夢見たの」

ウォヌ「なんの夢？」

「ウォヌが何人かに囲まれてキラキラしてた」

ウォヌ「何人かに囲まれてるのに俺キラキラしてるの？それ大丈夫か？」

「ウォヌすっごくおっきかった」

ウォヌ「なっ何がだよ」

「背が？」

ウォヌ「あぁ、なんだそういうことか」

「いつかあんなウォヌが見れるのかな」

ウォヌ「さぁ？正夢かもな」

「正夢ってホントにあるの？？」

ウォヌ「なんかよく言うだろなんか…わかんないけど」

「変なの笑あ！！今日屋台行っておでんたべたい！！」

ウォヌ「晩御飯食べれないってまた言ってお母さんに怒られるぞ」

「その時はその時だもん…」

next…