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ステージに立ったA緊張のあまりマイクの前で固まる
審査員「それでは717番さん名前とあなたが歌う曲を歌ってください」
会場の視線に圧倒されながらもAは答えた
「私の名前はパクAです…マライア・キャリーさんのEmotionを歌いに来ました…」
審査員「かなり難しい曲ですが、本当に歌えますか？」
曲名を聞いた観客はざわついた
この曲はかなりの技術がないと歌えない素人では難しい曲なのだ
「はい、この曲はすごく楽しく歌える曲なので楽しく歌いたいと思います…」
審査員「あなたすごく幼く見えますが何歳ですか？」
「6歳です」
審査員「6歳！？！？6歳でこの曲は難しすぎると思いますが？」
そう言われるのも無理もない、たった6歳がステージにたってこんな難しい曲を歌えるわけが無いのだ
しかしAは歌だけはかなりの自信があった
「もし、ちゃんと歌えたら…ゴールデンブザーを押してくれますか…？」
審査員「歌えるのであればです、ではどうぞ」
曲が流れ 場の空気が変わった
そしてAの目つきも変わった
「You've got me feeling emotions
Deeper than I've ever dreamed of
You've got me feeling emotions
Higher than the heavens above」
会場のは歌唱力に圧倒し人々が拍手をしながら立ち始めた
審査員もたった6歳の子がこのような力強い声を持っていたとは思わず驚きながら歌い終わるまで口を閉じなかった
「〜〜」
曲が終わり再び拍手の雨が降った
審査員は何も言わずともゴールデンブザーを押した
「！？！」
審査員「君の歌声は普通の子では到底真似することが出来ない技術を持っている」
「ありがとうございます」
審査員「おめでとう このことを伝えたい人はいるかい？もし入ればカメラに向かって一言言って欲しい」
「はい！ウォヌ！！私！！頑張ったよ！！！」
そしてオーディションが終わり この日のオーディションの動画がYouTubeやテレビ等に流れた
Aは1部で6歳の歌姫と呼ばれた
一方ウォヌはそのオーディションの動画を見ていた
ウォヌ「なんで一言で最初俺が出るんだよ…笑」
なんだかんだ言って嬉しかったウォヌであった
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作者名：コッペパン3 | 作成日時：2023年4月9日 7時
