アネモネの花言葉【爆豪勝己】

アネモネ１０ ページ10

それから時が過ぎ、勝利と優勝が一歳になった。


かっちゃんは、今春休みでもう次が高校三年生になる。
時が経つのはすごく早いなと実感させられた。



この一年、すごくいろいろなことがあった。


家族でのお宮参り
勝利と優勝ももう歩いてるし
普通にパンとかなら食べれるし
歯も生えたんだよね〜

私は、育児にも慣れて毎日てんてこ舞いだ。



ママ友もいるんだよ！ここの近くに、若いシングルマザーのお母さんがいて、アドバイスをもらってる。
ママ会(二人だけだけど)もしたりして、凄く楽しい。




勝利と優勝は、歩き出したので凄く二人でキャッキャしてる。
座ってることの方が多いけど、仲良しこよしでやってるよ。


だから、今日は一年を私の家族とかっちゃんの家族とかっちゃんとで盛大に祝おうと、わたしの家に集まってくれている。



かっちゃんのお母さんたちは、仕事があるみたいでかっちゃんが朝から来て用意を手伝ってくれてるんだけど。




「ちょ、テメ、どこ行くんや、座っとけや！」



「ちょ、かっちゃん。まずその口の悪さ遺伝しないかな」



「はぁ！？大丈夫だ！クソが！」




オムツを替えてくれてるんだけど、優勝のオムツを替えている間にポテポテとゆっくりと、どこかへ歩いて行く勝利に怒るかっちゃんに呆れながら、私は飾り付けに取り掛かる。


今日は豪華にするんだよ〜〜！




「ねぇ、見てこれ！二人の冠〜♡」



そう言ってフライングで上手く出来た冠を被らせると、真っ先にカメラを向けるのは、かっちゃんだ。


かっちゃんは、家に来ると二人にあまり会えない分すぐカメラを二人に向ける。




そこもかっちゃんの可愛いところだよね。



「見せて見せて。可愛いよね」



「おう、クソ可愛い。さすが俺のだわ」






そう言っていたので、パッと携帯アプリを見ると画像欄が更新されていた。



「やっぱり、この画像使うと思った」



その写真は、さっき撮った写真だった。
かわいいなぁ、もう。

アネモネ１１→←アネモネ９

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す