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アネモネ6 ページ6

そのおばあちゃんと少しお話をしてたら、かっちゃんがコンビニへ行ってたのか、手に袋を下げて戻って来た。



「誰だよ、このババア」



「ちょ、口悪すぎ」




いいんだよ。とおばあちゃんは言うと、お姉ちゃん弟さんたちの面倒頑張ってね。と言い、立ち去ろうとした。
すると、かっちゃんがパッと私の方を見て何かを汲み取ったのか



「おい、ババア。こいつはこいつらの親だぞ」



そう言い放った。


すると、おばあちゃんは驚いたようにくるっと私の方を向いて



「そうだったのかい?若いお母さんか。頑張りんしゃい」


そう笑顔で肩をポンポンと叩いてくれた。
突然の出来事に、私は何が何だか分かんなかったけど、あとからかっちゃんにも何かを言ってた。

かっちゃんはうるせぇ!っ叫んでたけど、何を言っていたのかは分からない。



私も、かっちゃんみたいに強くなりたいな。


おばあちゃんに軽く解釈をし、二人でベンチに座る。
スヤスヤと眠る勝利と優勝を見ながら私はかっちゃんに語りかける。



「ねぇ、かっちゃん。私、強くなりたい」



「はぁ?急になんだよ」



「いやね!?さっきお姉ちゃんって言われて否定出来なかったし」




そうアタフタとジッと見つめてくるかっちゃんに、説明をしているとなにか全部見透かされている気がして、ふぅと全部息を吐き出す。




「とにかく。母親って胸を張りたいの」



「けっ、テメェは母親だろーが。胸張れやクソが」



そうかっちゃんに言われると、なんだかちょっとジーンときた。
涙が溢れてきそうだったけど、ここは公園だ。と思い、凄く凄く我慢した。


かっちゃんみたいな父親は本当に理想的な、父親だよ。




これからは、母親だということに胸を張らせて生きて行こう。
そう思ったら、なんか気が晴れた気がした。



「かっちゃん、ありがとう」

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りなつぁん(●´ω`●)(プロフ) - この作品最高でした!もぉーーー!!!作者さん尊敬しちゃう!これからも頑張ってください!応援してます! (2021年8月3日 19時) (レス) id: 5ecd6ef3df (このIDを非表示/違反報告)
レイラ(プロフ) - ryeさん» 申し訳ございません。内容はそのままで数字を間違えていました。ご指摘ありがとうございます(´˘`*) (2018年9月1日 11時) (レス) id: 276cbd697b (このIDを非表示/違反報告)
rye(プロフ) - 13話が飛んでしまっているみたいなのですが…。 (2018年9月1日 7時) (レス) id: b3f0c6fde1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイラ | 作成日時:2018年8月12日 21時

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