アネモネ35 ページ35
「ただいま」
家に帰ると、まま!と言う声とともに、二人がパタパタとお迎えに来てくれる。
最近は居残りで帰りも遅く、母親が迎えに行ってくれるため、凄く助かっているんだよね。
「勝利、優勝ただいま」
そう言うと、ぎゅーっとしてくれる。
うん、癒しだ。
二人を連れてリビングに行き、進路について母親に話す。
すると、母親は
「え〜、女の人のヒーロー事務所かぁ…」
「うん、そうなの。どこがいいかな」
「お母さんはミッドナイトしか分かんないや」
……ミッドナイト。
いや、ミッドナイトは先生もしてくれてるし、凄く条件的にもいい気がする。
でも、私なんか雇ってくれるかな。
ミッドナイトの事務所は、可愛い人+イケメンが多いし、流石。って感じだし…
いや、そこ言ったら怒られるか。
まぁ、それよりも強い方も多いんだよね。
ミッドナイト厳しいんだよなぁ〜。
「とりあえず、ミッドナイト先生に聞いてみる」
「そうしなさい。とりあえずご飯食べたら?」
「ありがとう」
やっぱり、お母さんって心も体のこともなんでも分かってるんだな。なんて思って、家に帰るとホッとした。
私は、寮生活をしていないからわからないけど、寮生活をしているかっちゃんは、お母さんが恋しくならないのかなぁ…。
『なんないわボケェ!』
とか言われそうだけど。
でも、そんな安心するような母親になりたいと私も思った。
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りなつぁん(●´ω`●)(プロフ) - この作品最高でした!もぉーーー!!!作者さん尊敬しちゃう!これからも頑張ってください!応援してます! (2021年8月3日 19時) (レス) id: 5ecd6ef3df (このIDを非表示/違反報告)
レイラ(プロフ) - ryeさん» 申し訳ございません。内容はそのままで数字を間違えていました。ご指摘ありがとうございます(´˘`*) (2018年9月1日 11時) (レス) id: 276cbd697b (このIDを非表示/違反報告)
rye(プロフ) - 13話が飛んでしまっているみたいなのですが…。 (2018年9月1日 7時) (レス) id: b3f0c6fde1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイラ | 作成日時:2018年8月12日 21時