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俺が聞いた事に、潤くんは一瞬戸惑った顔をして
それから溜息をついた
それに不安感が一気に押し寄せてきたら
「和。今日、何の日か分かるか？」
「え。きょ、う……？」
今日……。あ、
「ホワイト、デー…？」
「そ。それが答え」
「え？」
そっからは潤くんの説明
というか、半分愚痴が始まった
「初めは自分で作ろうとしたみたいなんだけどさ。昨日の夜に突然連絡も無しに俺んち来たんだよ、翔さん。何かと思ったら『潤！やべー！俺、自分が思ってたより不器用だ！！』って。んな事本人以外充分分かってるっての」
潤くん、料理も出来るけどお菓子も得意でさ
それがまた美味しいの
「『やべー間に合わねー助けてくれ！今度昼飯奢るから！』ってもう必死でさ。とりあえずうちに入ってもらって。事情聞いたらさ、」
『明日のホワイトデー、和に渡すクッキー作ろうとしたけどどうしても出来ない』って
潤くんに助けを求めてきた、って
「んで、俺が手伝ったんだけど。ほんとここまで不器用か？ってぐらい失敗が続いて。ようやくなんとか形になったと思ったら、終電逃してんの。しょうがないからうちに泊まってもらってさ」
「だから……今日、一緒だったの？」
「そ。和のメッセージの返信が遅れたのは菓子作ってたから、必死で。夜中に気付いてかなり焦ってた」
「そう、だったん、だ……」
「だから和が心配してる事は全然無いよ。俺が起きたら、翔さん寝てたソファから落ちてんのにまだ寝てるんだから。しかも寝言で和の名前言ってるから、起こすのめんどくてさっさと俺は朝飯作ってたけど」
ご飯が出来る頃、匂いで目覚めて
「和！味噌変えたのか？！」
って、叫んだとか
「俺だって分かったらあからさまにガッカリしてたから、翔さんの味噌汁からは具をぬいてやった」
「それ…、翔ちゃん……泣きそうだったでしょ、」
思わず笑いが出た
翔ちゃん、ご飯には一生懸命だから
「ったく。寝起きであの台詞はどんな惚気だって話だよ」
ほんと、愛されてるな……って
潤くんが呆れながらも面白そうに俺と一緒に笑うから
「俺、翔ちゃん探してくる」
「ん。俺も行くよ」
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櫻華(プロフ) - なおさん» なおさん、こんにちは。2周目となっ…！嬉しいです〜。なおさんにとってお気に入りの子が見つかって、これまた嬉しいです。これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m☆ (2019年8月3日 10時) (
レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - コメント失礼します。櫻華さんのこの作品が私のツボにはまり、今からこのシリーズ2周目に入ります笑Sさんが本当に溺愛されていて読んでいるだけで悶絶してしまいます… Sさん天使！な作品をこれからも楽しみにしています！応援しています！！ (2019年8月3日 0時) (レス) id: 3bbc2cacc7 (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - メイさん» メイさん初めまして！私はガッツリNS派だったんですが、SNも興味があり…だったので、この短編集を立ち上げまして。有難い事に、NS派の方が私のSNは読めると言ってくださる方もいて、嬉しい限りです。メイさんもNSの素敵さに…(ΦωΦ)フフフ… (2018年9月9日 21時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - コメント失礼します。私は、SN派だったんですが、櫻華さんの小説をみてNS派になりました！櫻華さんのかく翔さんが可愛くて…可愛いくて…コメントに書ききれません笑これからも頑張って下さい(°▽°)応援してます！！ (2018年9月9日 21時) (レス) id: 442137e490 (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - アビーさん» お越しいただきありがとうございます。Sさん愛されの中にＮさん受けが…大丈夫でしょうか？(ドキドキ)Ｎさん変態は受け入れてもらえると本当に嬉しいです☆あの俳優2人ですね！実は私も続きを考えてまして…。時間はかかるかも知れませんが膨らませていければ！ (2018年3月20日 8時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年3月15日 10時
