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「おはよ」
朝、散々ごねる翔を寝かしつけて家を出た
楽屋に入ると四人がもう揃っていた
挨拶を交わした後、大野が近付いてきて
「翔くん、昨日はいきなりごめんね？」
「大丈夫だよ。ごめんね、大したおもてなし出来なくて」
「いや…それはいいんだけど……」
何かを言いたげにしていた大野の言葉に反応する他の三人
翔の家に行ったのがずるい、とかなんとか
その光景を見ながら思う
翔、お前はこんなに慕われてるし大切にされている
少しは頼れ
それでお前も少しは救われる
「………ま、この位置はそう簡単にはやらないがな」
「翔さん、何か言いました？」
「ううん。なんでもないよ」
ほらな、俺のこんな独り言を拾うんだ
全く、こいつら、ほんとに翔が好きだよな
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作者名：櫻華
| 作成日時：2017年11月30日 10時
