ある店員と客の日常 (OS) ページ5
「あのー、開店前ですけど……」
「うん、知ってる」
笑顔が相変わらず眩しい！
てか何で入って来れるの？！開店前って言ったよね？！！
「大野様、鍵は…」
「嫌だなー櫻井さん大野様なんて。智くんって呼ん「呼びません」……チッ」
舌打ち！舌打ちしたよこの人！！？
てか鍵！
「はぁ…それで本日は？」
「うん。櫻井さん貰いたくて」
「私は売り物ではゴザイマセン」
まったく…いつもいつも冗談ばかり
俺だって個人でやってますけど忙しいんですから
大体俺なんか口説いて何になるんだか
そりゃあ御贔屓様ですから少しは値引きしますが………
って、
「あの………」
「ん？」
「何でずっと見てるんですか？」
「可愛いから♡」
………………何も言えねえっ！！
「ねー櫻井さん」
「………はい」
「翔くんって呼んでいい？」
「はい？」
え、脈略なくない？
「あの、何故その話に？」
「え？だって櫻井さんって他人行儀じゃん」
「ある意味他人ですけど！？」
店員と客だよね？それ以外に何があると？？！
「………じゃあ、さ」
え…なになに？！
「あの…何故手を……」
「他人じゃ無くなればいいの？」
はい？
「え？大野様？？」
「結婚を前提に恋人になって下さい」
………………………はい？
「………大野様」
「ん？」
「冗談は寝てる時だけにして下さい」
本日も櫻井翔の絶対零度の微笑みが大野智に降り注ぐ
(………ドキドキした、今日も)
(翔くん、顔赤くしてかっわいいー)
影の功労者………？ (ALL リアル？)→←ひたむきな君へ (成瀬×田村)
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作者名：櫻華
| 作成日時：2017年11月30日 10時
