最終日の光景 (ALL 学生) ページ1
だから、、、俺の部屋を溜まり場にする理由は？
A「あー終わらないー！」
N「何でいつもこんなに溜めるんですか。……誰かここ教えてください」
M「ん？………あーそこ俺も分かんねー」
N「答え写す方法が取れませんからねー」
A「先生、いつも俺らの宿題の答え翔ちゃんに渡すもんね」
そうだよ。お前ら(特に和と潤)出来るのに答え写して楽しようとするからな
O「もうおいらこのまま出そうかなー」
M「………真っ白じゃん。流石にヤバいだろ」
O「えー。だって分からない…」
智くんは授業中寝てるもんね
ノート渡してるのに………見てないし
A「高校にもなって自由研究とかむーりー」
N「俺は終わらせましたよ」
M「また糸電話？」
N「あれはいつまででも出来ます」
アレ、もう先生が呆れてるぞ
というかもう諦めてるぞ
O「翔くん翔くん」
S「ん？」
O「アイス食べたい」
S「………ちょっと待ってて」
部屋を出ようとすると俺も俺もと声が飛ぶ
まったく、あいつらは………
何だかんだで俺の家に集まることが多いから、あいつらの好みの物は揃ってる
まぁ、生まれた時からの幼馴染5人
しかも幼稚園からエスカレーター式の所に通っていれば一緒にいる事が当たり前で…
S「てか何で学年が違うあの3人の世話まで俺が………」
まぁ、学年なんてあってないようないようなものだしな。うちの学校
それぞれの好きなアイスを抱えて部屋の前に行けば、俺の足音を聞きつけてか潤が扉を開けてくれた
M「ありがと翔くん」
S「お前ほんと紳士なー」
翔くんにだけね、と言いながら俺の手から皆の分のアイスを受け取る
A「あーアイス！もう休憩！」
N「アナタ全然進んでないじゃん」
A「もーいや！諦めるー」
S「俺が怒られるからやれ！」
O「おいら、絵で評価点貰お」
M「いいよなー智は」
もうこうなると駄目だな、長年の経験がそう言っている
毎年の光景
こんなやり取り、あとどれだけ出来る？
少なくとも智くんは来年卒業だ
それでも、いつまでたってもこうやっている未来が容易に想像できる
だって俺達はお互いが大好きだから…
A「早く体育祭にならないかなー」
N「サボりたい……」
M「今年も暑いだろうなー」
O「おいら翔くんの為に優勝しちゃる！」
ANM「「「当たり前！」」」
そう言えば体育祭の隊も同じだなぁいつも
結局次の日、智くんと雅紀は放課後呼び出され、こっぴどく叱られていた
これも日常
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作者名：櫻華
| 作成日時：2017年11月30日 10時
