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「なんだかんだで両想いだよな」
「ん？」
リビングでおやつ食べながら翔の好きなDVD観てたら
保育園で遊んで疲れたのか寝ちゃった
客間にしてる和室に翔専用の布団を
母さんが敷いてくれたから、そこに寝かせて
リビングで潤くんと宿題をしてる間
母さんが買い物に行った
だから俺が2人分のジュースのお代わりを持って戻ったら
そう言われた
「お前と翔」
「………なら、いいんだけどね」
潤くんにコップを渡して
消していたテレビをつけて音量を下げる
ちょうど夕方のニュースが始まったところ
そろそろ翔を起こすか
「へー」
「……何」
「不安なのかー、って。お前、翔に関してはそんな感じなとこあるよな」
それが、からかいとかでは無いのは分かってる
潤くん曰く『初めて見た時、分かった』って
俺の、翔に対する想いを
感覚的にではあるけど感じた。って
それを、知り合って数ヶ月の時に真っ直ぐ言われたのが
無性に嬉しかったのを
多分、一生忘れない
「そりゃ不安だよ。ずっと」
「ずっと？」
「だって。翔の『好き』は、俺の『好き』と同じかなんて分からないし。今の翔に聞いても、さ」
「まあな」
理屈じゃない
翔に初めて逢った時から
初めて見たあの時から
俺の想いは……………
「ならさ。帰りの時の、翔の俺へのヤキモチも、『大好きなお兄ちゃんの友達へのちょっとした対抗心』か？自分のお気に入りを誰かに取られるかもしれない、っていうやつ。とか？」
「………ガキの頃、『将来絶対惚れさせる』って言ってたけど。やっぱ翔の気持ち優先が前提なの」
今でも中坊のガキだけど
それでも、あの時から
俺の世界の中心が翔なのは、変わらない
「………10年後ぐらいに、本気で聞くよ。ま、今でも本気だけどさ」
「それまで待てるのか？」
「俺が待つだけの奴だと思う？」
「思ってねーよ」
「分かってんじゃん」
待つだけなんてする訳ねーよ
そんなの柄じゃない
一番近くで守っていきたい
そして、
「誰よりも早くかっ攫ってやるよ」
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この後どうなったか？
その前に他の話？
それさ
今全部話すの、野暮じゃない？
ま。俺の気が向いた時、またね
*
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櫻華(プロフ) - 蒼星さん» 蒼星さん、お久しぶりです^^*次にこの2人を書く時はこの形にしようと思っていたので、お気に召して頂けて嬉しいです。私自身もこの2人がどんな過程を経て『従兄弟』から関係が変わっていったのか、思いを巡らせていきたいです☆ (2019年4月30日 16時) (
レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
蒼星(プロフ) - ご無沙汰してます。いつもお話は楽しく拝読しております。従兄弟の2人のお話また読めてすごく嬉しいです。小さい翔ちゃんの可愛さにやられます。和くんの若さも微笑ましいです。また是非成長の様子と2人の関係の変化を書いていただきたいです。楽しみに待っていますね (2019年4月30日 15時) (レス) id: c0123debb3 (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» めぐぽんさん、ありがとうございます。好きと言ってもらえるのが何より嬉しいし励みになります^^* (2019年4月26日 10時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - いつもお話、楽しみにしてます。翔さんたニノナリさんの関係が本当に好きなので、続き楽しみにしてます！ (2019年4月26日 8時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
雅翔(プロフ) - 櫻華さん» ありがとうございます！応援しています！こちらの作品も他の作品も頑張って下さい！！ (2019年3月8日 23時) (レス) id: ccb4fc4429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻華
| 作成日時：2019年2月22日 5時
