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＿＿3 ページ8
キッチンから出るサトシさんについて行ってリビングへ行くと
ショウちゃんが頭ガシガシ拭いてるから
もー…
「ショウちゃん。それダメって言ってる」
「えー」
ソファに近づいてタオル取り上げて
俺もそんなうまく出来ないけどさ
それでもなるべく柔らかく拭きなおす
「せっかく綺麗な髪なんだから」
「んー……」
ふわふわの優しい茶色の髪の毛
そんなガシガシ拭いたら傷んじゃう
ん、ドライヤーは大丈夫かな？
あれ、最初見たときビックリしたなぁ
「よし」
「サンキュ」
笑顔のショウちゃんに、俺も笑顔になる
隣に座ると
「カズは…乾いてるな」って
暑かったから短く切ってもらったの
気温ってやっぱりまだ慣れないや。面白いけどね
「っし。ちょっと部屋行ってくるけど…一緒に来るか？」
「え…」
立ち上がって手を差し出される
…部屋なんて2階上がってすぐだけど
それでもさっきのことでまだ少し不安なのを考えてくれて
今更意地張っても仕方ないし
それに、その手が嬉しいから
「…行く」
差し出された手を取って
一緒に行った
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年11月6日 5時
