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手首から手を離すと、立ち上がろうとするから
「あ、炊けてるんですよね？俺、やりますから」
「いい。座ってろ」
素早く炊飯器まで行き
自分の茶碗と
いつの間にか俺専用になっている茶碗にご飯を盛って
その間に俺は卵出して
「ん」
「ありがとうございます」
茶碗受け取って
これまた俺専用になっている箸も渡されて
2人で、いただきます、して
……俺の茶碗に卵が投入された
「だから、出来ますよ」
「殻が入る確率の方が高い」
そう言って自分はマイペースで食べ始める
……まぁ、ほんとの事だから
てか、医療に携わってて
何でこういうのだけ不器用なんだろ。俺
自分で自分に疑問を持ちながら、俺も食べる
「やっぱりお米、美味しいですね」
「米で出来てるからな」
「ですね」
米粒一つ残さず完食
やっぱり美味しいわー
「ご馳走様でした」
「ん」
先生も食べ終わって、2人でお茶飲んで
時計を見ると、そろそろ戻らないといけない時間
……名残惜しいけど、
「先生。俺、そろそろ行きますね」
立ち上がろうとしたら、
「……あの」
「何だ」
「いや、それはこっちの台詞ですよ……って、うわ！」
腕を掴まれて、引っ張られて
先生の方に倒れ込んだ
「ちょ、力強いな！」
「うるさい」
「うるさくて結構ですから離し、…んッ」
今度は顎掴まれて、そのままキスされた
「んぅ…！んん、……ッ」
直ぐに舌が入ってきて
俺の口内を散々暴れまくって
「っ…はぁ、……」
ようやく唇が離れた時に
酸素が一気に肺に入ってきて
また、…今度は優しく抱き締められた
「ったく。どんだけ待たせんだよ」
「………せんせ、忙しかったじゃないですか」
「俺がお前んとこ行けないんならお前が来い」
「え、先生が来たら大騒ぎですよ」
「うっせ」
今度は少し力が強くなって
何だ……
寂しかったの、俺だけじゃ無かったんだ……
俺も、腕を背中に回して
1回、ギュッと強く抱き締めて
「先生。俺、夜時間空きますから」
「……絶対来いよ」
「はい」
腕が解かれて
今度は俺から軽く口付けて
立ち上がる
「じゃあ」
「翔」
「はい？」
珍しい…
この時間に名前呼び
「早く来いよ」
また珍しく
優しく微笑むから
「はい。征司郎さん」
そう笑顔で応えると
また
彼の微笑みが優しくなった
*
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櫻華(プロフ) - ritsuさん» ritsuさん、お久しぶりです。お越しいただいてありがとうございます☆今回の2人も気に入って下さり、とても嬉しいです。別部屋を作った場合、のんびり不定期になるでしょうが、それでも宜しければ準備、始めようかと…( ´艸`) (2018年11月9日 21時) (
レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
ritsu(プロフ) - お久しぶりです。いつも楽しく読ませて頂いています！私も別部屋にしていただいてシリーズとして読みたいなーと思います＼(^o^)／これからも頑張って下さい！ (2018年11月9日 11時) (レス) id: 52872926f5 (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - 翔和さん» 翔和さん、ありがとうございます。何人かのお方にもそう言って頂けて、他の作品より完全不定期になるかもしれませんが。私もこちらに上げると探すのが大変そうで…（苦笑）ご意見と応援、ありがとうございます！ (2018年11月9日 10時) (レス) id: ea68149ff8 (このIDを非表示/違反報告)
翔和(プロフ) - 櫻華様。いつも楽しく小説読ませて頂いています。今回の主と執事のお話本当に面白く何度も読み返ししてます！なので是非別部屋を作って頂きけたらなと思っております。まとまっていた方がお話を探さなくて済むのも1つの理由です。これからも小説投稿応援してます！ (2018年11月9日 7時) (レス) id: ba231cbb47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年10月30日 13時
