一緒にお昼、食べましょ？【渡海×S】 ページ1
*
真っ直ぐに仮眠室に向かうのも
もう周りは慣れたものだ
初めのうちは、驚きと好奇心と
その他諸々の視線ビンビンだったなぁ
軽くノックをしようとすると
その前にドアが開いた
「あら、櫻井さん」
「こんにちわ。猫田さん」
普段は表情を変えない彼女が少しの笑み
これが分かる様になったのは、俺の観察眼が上がったのか
それとも彼女自身の心情によるものなのか
どちらにしても
この表情の変化は、
どうやら俺ぐらいしか分からないらしい(本人談)
「いるわよ。寝てるけど」
「ありがとうございます」
笑顔でお礼を言うと
俺の顔を数秒、ジッと見て
「気をつけてね」
「へ？」
肩をぽん、と叩かれて
猫田さんは去っていった
その言葉に首を傾げながら
一応軽くノックして
「失礼しまーす」と、寝てるらしいので小声で
奥のソファに行って覗き込むと
「……息苦しくないのかな？」
毎度毎度思う事
毛布に完全に埋まっており
辛うじて頭頂部の髪が見えるぐらい
緊急オペが重なったと聞いたから
当分起きないかな？
それならそれで
持ってきたビニール袋をテーブルに置いて
後ろを振り向いて、しゃがむ
埋まってるから顔は見えないし
寝息も聞こえない
んー……よし！
メモ、残して今日は戻ろう
「しっかり休んで下さい」
立ち上がろうとしたら、
「……どこ行くんだ」
いきなり手首を掴まれて
立ち上がる事が出来なかった
「あ、すみません。起こしてしまいまし、た？」
「起きてた」
「へ？」
俺の手首を掴んだまま、毛布の中から出てきて
大きな欠伸をする
「あの…起きてたって……いつから、ですか？」
「お前が猫ちゃんと話してる時」
「……地獄耳」
確かにドアは少し開いた状態だったけど
アレが聞こえるなんて…
「お前の声は分かるんだよ」
「……サラッと凄い事言いますよね。毎回」
「で？何だ？アレ」
俺の後ろのテーブルを顎で示しながら聞かれたから
「卵、買ってきました。もう無くなる頃だと思ったので」
「あー……昨日無くなった」
「ならちょうど良かったです。…で、」
「何だ？」
「……離して下さい」
「ここで昼飯食ってくんだろ」
「ご一緒させて頂けるなら…。けどとりあえず離して下さい。これじゃあ食べれませんから」
すると「チッ」と軽く舌打ちされた
俺、悪くないよな？
正論言ったよな？
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櫻華(プロフ) - ritsuさん» ritsuさん、お久しぶりです。お越しいただいてありがとうございます☆今回の2人も気に入って下さり、とても嬉しいです。別部屋を作った場合、のんびり不定期になるでしょうが、それでも宜しければ準備、始めようかと…( ´艸`) (2018年11月9日 21時) (
レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
ritsu(プロフ) - お久しぶりです。いつも楽しく読ませて頂いています！私も別部屋にしていただいてシリーズとして読みたいなーと思います＼(^o^)／これからも頑張って下さい！ (2018年11月9日 11時) (レス) id: 52872926f5 (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - 翔和さん» 翔和さん、ありがとうございます。何人かのお方にもそう言って頂けて、他の作品より完全不定期になるかもしれませんが。私もこちらに上げると探すのが大変そうで…（苦笑）ご意見と応援、ありがとうございます！ (2018年11月9日 10時) (レス) id: ea68149ff8 (このIDを非表示/違反報告)
翔和(プロフ) - 櫻華様。いつも楽しく小説読ませて頂いています。今回の主と執事のお話本当に面白く何度も読み返ししてます！なので是非別部屋を作って頂きけたらなと思っております。まとまっていた方がお話を探さなくて済むのも1つの理由です。これからも小説投稿応援してます！ (2018年11月9日 7時) (レス) id: ba231cbb47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年10月30日 13時
