Clumsy【ars】 (ページ10)

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それから数日後
また五人での仕事

楽屋のドアを開けるのは憂鬱だったけど、そうは言ってられない
意を決して開けると、そこには新聞を読んでいる翔ちゃんがいた

「はよ」

「ぉ、はよ…」

あまりにもいつも通りの挨拶で
「二番目って珍しいな。珈琲いる？」と
これもいつも通りで

その言葉に頷くと、珈琲を取りに立ち、紙コップを渡された

「ありがと…」

「どういたしまして」

新しく入れた自分のコップを持って、また新聞を読み始める

この空間をどう捉えたらいいのか分からなくて
けど、それと同時に…俺の中に都合のいい思いがあった

『あの事は、喧嘩の様なものの延長だと思ってくれている』

そんな……甘え

そんなに間を置かず、リーダーが来て
こちらもいつもの挨拶

ただ、ほんの一瞬
リーダーが翔ちゃんを見る目が揺れていた様に感じた

次に来たのはニノ
挨拶して、ゲーム取り出して

松潤が来たタイミングでスタッフに呼ばれたから、移動しようとした時

「…終わったら、少し時間…下さい」

と、ニノが言った

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