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＿＿47 ページ47
思わず、…だったんだけどなぁ
けどここで「何でも無い」って言えば
またニノが叩いてきそう
ま。聞いても叩かれそうだけど
「二人ってさ。どっちがカレシでどっちがカノジョ？」
そう言うと
五人しかいない部屋に漂う静寂
いやいやそこの二人
お前らも実は前から気になってたし
何だったら今も興味津々だろうがよ
「それ聞いてなんかあるんすか？」
「んー…まぁ。簡単に言えば好奇心」
目の前のニノは呆れた様な溜息
翔くんはいつもみたいなツボに入った笑い
「くだらん好奇心持つ前に仕事の事考えろよ」
「ふはは。で？そこの二人も気になってるって感じ？」
翔くんが話を振ると
これを機会とばかりに頷く二人
……お前ら
俺が言うのも、ってか思うのもなんだけどさ
かつての想い人と恋敵に
んな好奇心ビンビンに頷く事か？
そんな俺達三人に対しての二人の応えは
「「それこそご自由に」」
トイレ行ってきまーす、と
くすくす笑いながら部屋から出ていく二人
それを見送る俺達三人
「だってさ」
「え、何その『俺が代表して聞いてやったぜ』って感じ！？」
「結果そうじゃん。二人も気になってたっしょ」
「否定出来ないのが、なぁ…」
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年10月12日 23時
