Clumsy【ars】 (ページ37)

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、

俺達三人の目の前に座ってた二人

面白い程ポカーンとしてさ
正直、笑いこらえるのに必死

「早く食べないと冷めるよ？」って
のんびりリーダーが言ったら、漸くフリーズからとけて

打ち合わせの軽い確認したり、仕事の話したり、
プライベートの事も少し

初めは二人の反応が鈍かったんだけど
俺達がほんと、ふつーに話すし飲むし食べるし、をして
その空気の中にいたら、まぁ釣られちゃうよね

そろそろお開きにしようってなって
言い出しっぺリーダーと、男気松潤の割り勘で
翔ちゃんも出そうとしたんだけど
「いいからいいから」って

室内会計だからさ
そんな押し問答を横目に
俺はトイレ行って、店員にタクシー頼んで

戻ったら、丁度ニノが出てきた

「トイレ？」

「ええ。あの三人、まだ揉めてるんでどうにかしといて下さい」

「まだやってんの？翔ちゃんも頑固だねー」

入れ替わりで入ろうとしたら

「相葉さん」

と、声を掛けられた

振り向くと
ニノにしては珍しく、すぐに言葉を発さない

ただ
その瞳の中に、
さっきのポカン顔の時に見たのとは違うものを感じたから

「早くしないとタクシー来ちゃうよー」

言いたい事、聞きたい事はなんとなく分かったけど
今聞くと、折角リーダーが作ってくれたこの機会
この頑固な天邪鬼は、意固地になってしまうかもしれない

だから
このまま今日は、その言葉を聞かないと決めた

それに
俺がニノに、口で勝てるとは思えないしね

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