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相葉ちゃんと松潤の
長年閉じ込め続けて、今回爆発させた想い
翔くんとニノの
お互いを大切に想って、
それが原因で傷付けたと感じた仲間への想い
何かを選べば何かを失う
全部が全部手に入るなんて事は無い
理想通りになるなんて事は無い
そんな当たり前の事を
素直に受け入れて穏やかに生きていくなんて
難しい以前に、不可能だと、俺は考える
それは勿論この四人も分かっていて
けどその中に
甘えや我儘や楽観視
長年一緒にいるからこその、根拠は無いそういうもの
言葉に出さなくとも分かってくれる、というもの
その反対に
他人の事を考え過ぎてしまう
その相手が大切だからこそ、の一種の自己犠牲
そういうものを否定する気も無いし
実際、言葉にしなくとも分かり合ってる事も多い
思いやって、バランスが取れているのも事実
それでもやっぱり、
伝えるという行為は、思い通りにいかなくて。難しくて。面倒で…
けど
ただただ単純に、
自分の一番譲れない大切なものを持っていれば
きっとこの先なんとかなるんだと
これこそ
根拠の無い、理想論…かな？
:
:
それから五人で
ポツポツとではあるけど、近況を話したり
それこそ完全では無いけど
『以前』の楽屋での雰囲気がここにある
それが松潤の家だってのが、なんか途中で笑えてきて
「リーダー、どうかした？」
「ん？なんかさ、松潤ん家に皆がいる図ってのが……」
言葉にしてみると
訳の分からない笑いがまた込み上げてきて
「なんか…分かるかも。智くんが言ってる事…」
「ええ。一匹狼気取りの松本潤の自宅にメンバー全員がいる…」
「でしょ？どんだけ仲良いんだよ、って…」
もう笑い半分で言ったら、四人が少し固まった
「……都合良過ぎなのは、分かってるけど…さ」
「……うん」
「時間…かかっても……」
「……ええ」
相葉ちゃんと松潤の言葉に
静かに返事をする…翔くんとニノ
そうだよね
やっぱり一度入った亀裂
その程度がどのくらい、なんて考えるのは違うかな？
だって
そんなもの何かと比べる必要なんて無い
『今』はこうなんだ…、俺達は
けど
根底にある想いは形は少しずつ違うけど、同じだから
『大丈夫』
……って。これも、俺の根拠の無い想い
というか、願い。かな？
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年10月12日 23時
