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なんかよく分かんないけど
楽屋に戻ったら
相葉くんが急いで帰ろうとしたら
松潤が後ろから羽交い締めにして
智くんに掴まれていた腕から手が離れて
俺はニノに誘導されて端の方に移動
……目の前では笑顔がなんかコワイ智くんが
相葉くんに、まあまあおもっきし肩パンした
「いっ…たいよ！リーダー！」
「俺がいない時に何やってんだ」
「だからニノもだよ！」
「ワタシは翔ちゃんにチェックしてもらっただけですー。ね？翔ちゃん」
「え？そう、だね」
「ズリーぞアイツ！」
あ、また肩パンくらった
智くん、相葉くんの次に力あるから
手加減してても痛そー
「うっし。ちょい気が晴れた」
「自業自得だろ」
「相葉さんは一言多いんですよ」
気が済んだ、って笑顔で俺の方に来て
「早く着替えて帰るよー」って言うから
「え？」
「ん？どした？」
「だって……用事あったんじゃ、ないの？」
「え？…ああ、終わったから大丈夫」
へ？終わった？
「翔ちゃん、目の前で見たでしょ？」
「………え？用事って肩パン？！」
「ほらほら着替えてー。翔くんこそ用事あるっしょ」
珍しくテキパキと着替えながら急かしてくるから
俺もサッサと着替えて
荷物をまとめていると
俺より遥かに早く帰る準備が出来た智くんが
俺の荷物まとめを手伝って
「ん。忘れ物無いね」
「あ、うん」
「んじゃ行くよーおつかれー」
「あ、ちょ、」
さっきみたいに俺の腕を掴んで
これまたサッサと楽屋から出るから
俺、挨拶しそこなったんだけど……
「は、早いよ」
「ちょっと我慢して」
今にも走り出しそうな勢いで廊下を歩いて
駐車場で待機していた、智くんの移動車に押し込まれた
「お疲れ様です。大野さん宅ですか？」
「そ。早くね！」
「はは。法定速度は守らないといけませんので」
そんな智くんとマネのやりとりを聞きながら
俺は息を整える
……コンサート中で一段と鍛えてるのに…
「…もう、なんでそんなに急ぐのさ」
「だって翔くん、スケジュールギッチリじゃん。そんな中、一緒にいれる時間は長いのがいいの」
それに、…って
「翔くんだってそうでしょ？」
「へ？」
「俺があーばちゃんに話があるって言ったから」
「あ、あれはっ……」
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年10月12日 8時
