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「しょーくんってさー」
ソファで寝てると思っていたリーダーが
いきなり喋り出した
一瞬驚いたけど、まぁよくある事でもあるから
「いきなりどしたの？」と
一番近くにいた相葉くんが聞くと
「んー…」
「何なのよ。寝ぼけてんの？」
「なになに？夢に翔ちゃん出たとか？」
……何で相葉くんはそんなウキウキと聞いてんだ
「夢？あー……出てない」
「嘘って分かりやすすぎるぞオッサン」
「嘘つく必要無いじゃーん。ね、松潤も気になるでしょー？」
「……え？」
コンサート資料に目をやったままで
3人の方は向いて無かったけど
内容はガッツリ聞いてたわけで
「あ、ゴメン。集中切らしちゃった？」
「あ、いや。それは大丈夫だけど…」
聞こえてたけど
「何の話？」と聞こえてなかったフリをすると
「リーダーの夢に翔ちゃん出てきたんだって」
「…あ、そうなの？」
「てか何でアンタそんなに聞きたがってんのよ」
「好奇心☆」
俺に話をふられてから
リーダーはちょっと天井を見上げた体勢で
数回小さく首を捻っている
「んー……翔くん出たけどー」
「結局言うんかい」
「何で最初誤魔化そうとしたのさ」
「あー………」
ニノと相葉くんからの言葉に、また少し唸りながら
俺の方を向いたから驚いた
「松潤も出た」
「……は？」
「皆出た」
「「……は？」」
リーダーの言葉に、俺ら3人マヌケな反応をして
それとほぼ同時に、ガチャっと音がして
「はよー」
ここ最近
いつにも増してスケジュールギッチリの翔さんが
のんびり入ってきた
それに反応して
思わず全員で振り返る
「お、おぉ……何？こえーよ」
ビクッと小動物の如く驚いて
「え？俺がビビらせた？」
と、今度は慌てだした
「ゴメンゴメン。今さ、翔ちゃんの話してたからさ」
「俺？」
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年10月12日 8時
