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「しょーちゃーん」
玄関のドアが閉まった音と同時に俺を呼ぶ声
「なんだ？」
リビングから顔を出すと、さっきみたいに間延びした声で俺を呼びながら、「ん」と両腕を差し出してくる
それが何を意図しているのか分かっているから
玄関の方に行って目の前に着くとすぐに
「んふー♪」
素早く俺の首にその両腕を巻き付けてくるから
そのまま抱き上げて、足元に袋があったからそれも持ってリビングへ
ちなみに、コイツは俺んちの合鍵を持っている
けど、俺がほぼ確実に家にいるだろう時はチャイムを鳴らす
前に聞いてみたら「誰かがいる所に帰ってきた感！」との事
うん。それは分かるわ。だって俺も同じ事やってるし
「メシは？」
「まだ。だからデリ持ってきたの。翔ちゃんち何も無いじゃん」
「おーサンキュ」
前から気に入ってる新しい出前宅配？のサービス
最近家ではアレ使ってるけど、俺んち来る時は買ってくるんだよなぁ
前に「ここで使えばいいだろ？」って言えば、「翔ちゃんちが知られるのはダメなの」と
いやいや。お前んちはいいのかよ
俺としてはそっくりそのままその言葉を返すわ
それに守秘義務があるんだから大丈夫だろ
………時々それが出来てないトコロ、というかヒトがいるのは事実だが
てか、先輩とロケ行ったって番組
録画してるんだけどまだ観てないんだよなぁ
リビングのソファに下ろして、何飲むか聞けば、ビールとの事で
ビールじゃないが某発泡酒とグラスを2つずつ
かかってる番組を観たのか「あーばさん観てたの？」と
「丁度の時間だったからな。ほい」
「ありがと」
お互い缶からグラスに移してカンパイ
一口飲めば一息つけるというか
やっぱ一種のスイッチだよな
「俺のは？観てくれた？」
「昼前から出ててな。さっき帰ってきたんだよ。録画してるから」
「この前のも？」
「おう。今日後で観ようと思ってたんだよ。あの私服」
予告でも観たが、まぁ普段からのコイツの私服がどんなかは知ってる訳で
思い出しても笑いが出る
「そんな笑わなくてもいいじゃん」
「いやーまさかマジでアレで出るとはって感じだよな」
そう言うと、ニヤッと笑って
「やっぱ翔ちゃんから借りて行けば良かったかなー。迷彩」
「おい」
「いいじゃん。事務所内では知られてるんだし」
「だからってまだ世間は『迷彩＝櫻井翔』なんだからな」
「俺の軍人化計画もあったしねー」
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櫻華(プロフ) - なっち翔さん» なっち翔さん、初めまして。この作品、とは特定のものでしょうか？それとも全体…？どちらにしましても好きいう気持ち、ありがとうございます。 (2018年8月22日 9時) (
レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
なっち翔(プロフ) - はじめまして！私はこの作品での色々な2人の感情などが見れてすごく好きでした！また、見られるよう待ってます！ (2018年8月22日 9時) (レス) id: f3ed5e9e6b (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - enmiさん» えんみさん、この度は私の我儘でこの様になり申し訳ありません。ですが少しではありますが気持ちの整理が付き始めました。もし、今回の私の我儘が許させるなら、早ければ移行時に「もし」なってしまいますが再度掲載も考えていますm(*_ _)m (2018年8月19日 12時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
enmi(プロフ) - 初めまして えんみと申します。いつもどれも楽しく拝読いたしおります。今回も翔君の初めての気持ちに何とも言えない気持ちになり とても素晴らしいお話と思っていましたので 櫻華様のお好きなようにまた素敵な二人を見せていただけると嬉しいです。 (2018年8月19日 11時) (レス) id: e9b4eb852b (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - 蒼星さん» 蒼星さん、今回はこの様な形になり申し訳ありません。私もこの2人は大好きなので、シリーズとしては考えています。この話か、また違う話での2人。どちらが先に出てくるか分かりませんが、その時は暖かく見守ってください。 (2018年8月15日 12時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年7月6日 6時
