クランクアップ【NS】 ページ20
:
一足先にクランクアップ！
挨拶して、花貰って、雑誌関係の取材も受けて
楽屋に戻って置いてあったスマホを確認すると
「んふ。やっぱり」
メッセージ有り
それを見て嬉しくなる
あー、毎回だけどニヤけるわ
返信するとすぐに既読がつく
その後に着信が入ってちょいビックリした
相手は今返信した人
またニヤけるけど、それが声に出ないように気をつけて画面をタップ
「もしもし」
『おつかれー』
「ふはっ、ありがと。仕事は？」
『丁度終わった。もう出る？』
「うん。荷物片付けたらすぐ出れるよ」
『んじゃ行くね』
「ん。待ってる」
切った後に、あー絶対声が弾んでたわ俺
けど、通話相手もいつもより弾んでた
さて
フットワーク軽いからな。きっと早く着くだろう
急いで荷物を片付けて、すれ違うスタッフに挨拶して
駐車場に向かった
:
少し待ってると、見慣れた車が入ってきた
それに早足で近付いて、素早く後部座席に乗り込む
「おつかれ、って凄いね」
「ねー」
俺が持ってる、クランクアップの時に貰った花束
マネージャーに預けても良かったんだけど、見せたかったし
「そういうの見ると『クランクアップしました！』って感じだよな」
「だね。ちなみに俺、最後じゃないのよ」
「主役が？でも皆さん終わる時に行くんでしょ？」
「ま。座長ですからね」
話しながら翔ちゃんの運転で出発
どっち行く？と聞かれたから。ほんの少し考えて
「んじゃ翔ちゃんち」
「え？和んちの方がいいんじゃない？」
「だって翔ちゃんの匂い充満で落ち着くし」
「……なんか変態っぽいぞ」
そう言いながらも、斜め後ろに座ってるから見えてますよ。耳、赤くなってるの
だってさ、とりあえずではあるけど終わったんであって
演じてきた役から離れるのはやっぱり寂しさがある
それはいつも思う事
感傷に浸るのもいいけどさ
今度は映画関係でまた忙しくなるから
一緒にいれるんなら、少しでも長く一緒にいたいってもんでしょ
それも恋人の部屋ってのがまた安心するし
「なんか買ってく？酒とツマミぐらいしか無いし」
「んー、大丈夫ー」
「そう？」
「軽く飲んで食べて翔ちゃん抱き締めて寝る」
「……いつもと一緒じゃん、それ」
「その『いつも』がいいの」
「まぁ……分かるけどさ」
*
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櫻華(プロフ) - maimaiさん» お気に召して頂いて良かったですε-(´∀｀*)私も楽しく書かせて頂けてありがとうございました^^*これからもよろしくお願いします！ (2018年7月5日 22時) (
レス) id: 643a141105 (このIDを非表示/違反報告)
maimai(プロフ) - ありがとうございました！すごく面白かったです。本当に理想的で嬉しかったです！これからも楽しみにしています。 (2018年7月5日 21時) (レス) id: 8e7710e333 (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - ritsuさん» ありがとうございます^^*ニノは伝えれないからせめて見ていたくて。しょさんは伝えれないから心配だと言う事をあまり言うのを躊躇して…な少し臆病な2人でしたね。珍しくリーダーからお説教受けたニノちゃんは反省してますでないと言い合いですよ^^; (2018年7月5日 2時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
ritsu(プロフ) - こんばんは。彼は夜に会いに行く、とてもよかったですー(*^_^*)お互い思い合ってるけど言い出せないのがせつなくて。大野パパさんとにのさんの会話がお気に入りです(*^_^*)素敵なお話ありがとうございました！ (2018年7月4日 21時) (レス) id: 52872926f5 (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - maimaiさん» いらっしゃいませ＆ありがとうございます！リクも！よろしければもう少し詳しい設定などお聞きしたいので、ボードにお邪魔しますね (2018年6月30日 5時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年6月10日 22時
