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「っ…はぁ…、よかった。まだ居た」
開いた扉からは息を切らした翔さんが立っていて
俺に満面の笑みを向けてくれていた
「翔さん…」
「これ！お前にやる！」
後ろ手に隠されていたのは、色とりどりの薔薇の花束
「お前にはこれかなって…俺の勝手なイメージ」
ほんとにニコニコ笑ってて、その笑顔が愛しくて
――――――花束ごと抱き締めた
「………ごめんな、メッセージ送らなくて。二人っきりで直接言いたかったんだ」
そんな事もうどうでも良くて
「おめでとう、潤。産まれてきてくれて。俺に出会ってくれて。………好きだと言ってくれて」
「俺、潤の事好きだよ。ずっと好きだった」
嬉しくて、ただただ嬉しくて
抱き締める腕の力を込める
離さないように、離れないように
「………本当はお前の誕生花、送りたかったんだけどな」
「誕生花？」
「オジギソウだって。………花言葉は『愛の記憶』」
俺達にぴったりじゃない？
俺を抱き締め返してくれながら、楽しそうに言う貴方
…そうだね、貴方との思い出は全て愛に変換される
「で、プレゼント！」
俺の腕から抜け出した翔さん
そして自分がしてる腕時計を外して言った
「これ、貰ってくれないか？………俺とこれからの新しい時を刻んで欲しい」
…………呆然とするとはこの事で
でもそれ以上に嬉しくて
「…………なんか、プロポーズみたいだね」
「ち、違う！」
顔を真っ赤にしてそらして、それでも時計を差し出してくれてる
俺は自分のを外して翔さんからの時計をして、自分のを差し出した
「俺の、翔さんが持ってて。プロポーズは今度ちゃんと言うからね」
「……………おう」
お互いの腕時計を眺めながら笑い合う
こんな日が来るなんて思わなかった
こんな幸せ、思い描いてなかった
花束を置いて、再び翔さんを抱き締める
腕を回してくれて抱き締め返してくれる
「………ありがとう翔さん。最高の誕生日だよ」
手に入れたかった人が腕の中にいる
未だに夢じゃないかと思うけど、それでもこれが現実なんだとこの温もりが教えてくれる
そっと流れた涙を拭いながら…
俺から、キスを一つ、送った
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バンビ(プロフ) - 櫻華さん» あ！なるほど！！ありがとうございます！ (2018年10月14日 8時) (
レス) id: 0ed207246d (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - バンビさん» いえいえ。題名…というか部屋名ですね。変わっていませんし、ロックもかけていませんが…。もしかしたらバンビさんの設定でR指定閲覧を許可していない、という可能性はありませんか？ (2018年10月13日 17時) (レス) id: ea68149ff8 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - 櫻華さん» すいません！見つからないのですが、題名とかって変わってますか？あと、ロックかかってますか？いろいろとすいません。 (2018年10月13日 16時) (レス) id: 0ed207246d (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - 初めまして、お返事ありがとうございます！そうなんですね！ありがとうございます！ (2018年10月13日 16時) (レス) id: 0ed207246d (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - バンビさん» バンビさん初めまして。ぬるいですがR指定となっていますので、検索では出てこないかと思います。作品一覧には載っています。ですがこちら、ただ今更新停止中ですが… (2018年10月13日 16時) (レス) id: ea68149ff8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻華
| 作成日時：2017年8月16日 15時
