【MHA】お前ら全員覚えておけよ (ページ42)

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42 これどうやって攻略すんのページ42

職場体験も終わり通常授業に戻った数日後、期末試験が行われた。3日間の筆記試験を終え、今日は実技試験が行われる。

毎年対ロボットを相手に行われた様だが今年からはより実践的な内容と変化しており、雄英教師を相手に行うそうだ。

「七戦目、香取と耳郎がペアでプレゼントマイクとだ」

「マイクかよ最悪なんだけど」

思わずそんな言葉が漏れてしまうくらいには、参っている。

そんな私を見てニヤリと笑うマイクをみて元々眉間の狭い眉が更に寄る。

耳郎とペアなのは悪くない。むしろ良い。私の出来ない索敵や隠密行動に適した個性を持つ耳郎はペアに持ってこいだ。

しかし問題なのが

「オメェら俺が相手で可哀想だぜ」

相手が超超広範囲攻撃可能な個性で、私の得意な近接格闘に持ち込められるかどうかと、音に纏わる個性として、耳郎が機能出来るかどうか。

つまり、相性が最悪なのだ

ー42 これどうやって攻略すんのー

『第七試合、スタート』

ブザー音と共にゲートへ向かって走り出す。会場は木に覆われた森林地帯で、中央地からのスタートとなった。

「香取、ぶっちゃけアンタが失敗すると私ら諸共この試験不合格。辛い部分押し付けちゃって悪いけど、ウチにはこれしか思い浮かばないんだ」

申し訳なさそうに眉を下げて語る耳郎。

耳郎の立てた作戦では前提としてまず、私がマイクの気を惹きつけなくてはいけない。つまり、私がマイクの爆音に耐えられなくてはならないのだ

「まあそれしか方法思い浮かばないんだし気にしないでよ。
それにアンタも私が身体張るってんだから失敗しないでよね。」

いつも通りの態度でフンっと鼻を鳴らす私に、耳郎は安堵と緊張の混ざった複雑な表情をしながらありがとうと笑った

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Aちゃんの中間順位は17位です