【MHA】お前ら全員覚えておけよ (ページ22)

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22 勝つための最善手ページ22

しかし香取さんの言う通りだ。あと一人をどうにかして説得しチームに招かなければならない。もうほとんどがチーム組んでるけどこの際それは置いといて如何に僕らのチームに口説き落とすかが重要だ…！
僕らの騎馬に足りないのはフィジカルと機動力…

「飯田くん！」

しかし、

「悪いな緑谷くん。僕は君に挑戦する」

最後の一人、飯田には断られてしまった為私達はまだ3人しか集まっていない。3人でも出来ないことはないが、4人の方が個性の多様性的にもバランス制御的にもメリットしか見当たらない為、何とかもう一人見つける必要があった。

私は作を考える頭が無い。誰を入れ、どんな作戦を立てればいいのかがわからない。

緑谷が真剣な表情で覚悟を決め、向かった先にいたのは

「常闇くん、君だ！」

ー22 勝つための最善手ー

「常闇くんを前騎馬に僕、麗日さんで後ろを組む。騎手を香取さんに「ちょっと待って。私が騎手やるより緑谷の方がいいわ」

緑谷は意外だとでも言うような視線を向けて来た。確かにこんな自分勝手で我儘な目立ちたがり女が一番アピール出来る騎手を断る何て意外だったのかもしれない。

「でも、まともに個性を使えない僕が両手を余しているより、近接、中距離の多様な攻撃手段を持っている君の方が両手を余していた方が良いと思って…」

緑谷の言うことは正しいけど

「自分で言うのも難だけど私、判断力と決断力が悪いのよね。正直な話あんたを選んだのは1000万持ってるってのもあるけど、私のない部分補えると思ったから。
今回私はあんたの言う無茶難題なんだって100%で応えるわ。私らを上手く使ってよね、緑谷」

「…わかった、僕が騎手をしよう。
とりあえず作戦は戦わない事。前方からの攻撃や視覚からの攻撃は主に常闇くんに守ってもらう。後方攻撃からの防御、相手の足止めには香取さん。麗日さんは僕らを無重力にして上空への回避をお願い。

上空へ逃げた際の推進力は常闇くんのダークシャドウにかかってる、その時香取さんはあらかじめとっておいた僕らの血液を使って推進力補助、バランスとってもらいたい。

とにかく僕らはほとんどの組を一気に相手する事になると思う。作戦通りに行くとは到底思ってない。麗日さん、香取さん、常闇くん、頼むよ皆んな！」

『3.2.1.START！！』

その瞬間に殆どの騎馬が多方向から一斉に向かってくる。まあ1000万だし想定済み

「選択しろ緑谷！」

「もちろん逃げの一手！！」