【MHA】お前ら全員覚えておけよ (ページ2)

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事は進み担任と名乗る薄汚いおっさんが現れ、相澤の命により入学式には参加せず個性あり体力テストを行う事になった。

まさかあんなのが担任なんて。どうせならくたびれたおっさんなんかじゃなくてイケメンが良かったわ。

そんなどうでもいい事を考えてると次々と自分の番が回ってきて淡々とこなす。観察していると天下の雄英様に何でこんな奴が受かってるんだと思う様なのが数名紛れてるがどうなっているんだ。いくら何でも身体能力が低い、戦闘向きで無い個性もいる。視界の先では緑の髪の男子が1回目のボール投げを終えたところだった。透明人間といいどうやってあの試験をパスしたんだか。まあまだ実力を見せられてないだけでしょうけど。

私が1人であれこれ考えてるうちにいつの間にか全員種目を終えていた様で結果の時間になった。私の順位、手応え的に除籍は無いが下から数えた方が早いと言ったところだろうか。

パパッと順位を一括表示したおっさんは最下位は除籍処分だの言ってたけど結局は合理的虚偽とかなんとかだったらしく除籍者はいなかった。

最下位の緑の髪、緑谷？って奴を横目に見やる。見るからにひょろひょろで弱そうで自分に自信のなさそうな顔。でも目の奥に燃える信念の様な強い意志を感じる。やる事全部がいっぱいいっぱいな癖にいざというときに本領を発揮する。2回目のボール投げで見せた個性の部分使用を見る限り考える力とほんの少しのセンスはあるようだ。なのになんであんな“もったいない”事を。強い個性のくせに弱い見た目。チグハグで

「気持ち悪」

ボソッと呟いたつもりだったが本人には聴こえてしまった様で驚いた様子で私を捉える。その瞳に私はどんな風に映っているのだろうか。
客観的にみたらいきなりクラスメイトに気持ち悪い発言した私は人間性を疑われるに間違いない。聞こえてしまったからにはしょうがない。顔や見た目に対して気持ち悪いと言ったわけでは無いのでそこだけでも弁解しようかと思ったが今私がその事を言う事によってなんだか面倒臭い事になりそうなので諦めて更衣室へ足を向けた。

ー2 申し訳ないけど気持ち悪いー

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初めてクラスメイトに話した言葉が悪口って最高にキレてて良いと思います